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作品詳細

  • 二宮尊徳の少年時代

    (原題:Boyhood of an Agriculture Pioneer)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

江戸末期の寛政の頃、徳川幕府の財政は窮迫し、政治は乱れ、天災は続いて人々は苦しい生活を続けた。小田原の東、酒匂川の一帯も洪水のため田畑は荒れ、今日も土手の補修工事にいそがしい。早く父を亡くし、病気の母と幼い二人の弟をかかえた。二宮金次郎は小さいながら大人たちにまじって一生懸命働いた。一人前の仕事の出来ない金次郎は、わらじを作って村人にくばって手助けをした。無理がたたって母は幼い子供たちを残して死んだ。心配した親戚の人たちは、弟たちを引取ってやるといったが、悲しそうな弟たちの姿をみて、金次郎はどんなことがあっても一緒に暮すとがんばった。それからは薪を売ったり近所の手伝いをしたり、荒田を耕したりして働いた。ある時は病気で苦しむ松苗売りの爺さんの苗を買ってやり、酒匂川の土手に植えた。春になって兄弟の苦労の結晶の荒田も美しい田んぼになった。しかし例年の洪水は、無惨にも金次郎たちの田をメチャメチャにしてしまった。再び親戚が集り、とうとう弟たちを引取ることになった。家を起し、兄弟が一緒に暮すために米を搗いたり、荒地を耕したりして前よりも一層働いた。また立派な百姓になるには学問が必要だと考え、薪を背負って歩きながら読書を続け、一方善栄寺の考牛和尚について勉強した。そして一年。若葉のかおる節句休みに、兄弟は菜の花が美しく咲き乱れる田んぼの中で、再び対面することが出来た。



■解説

このところ教育映画製作に力を注いでいる東映が放つ、教育映画初の時代劇。片岡薫の脚本を「警視庁物語 上野発五時三五分」の村山新治が監督、仲沢平次郎が撮影した。主な出演は山本豊三、友繁洋明、森清一郎、森下義秀などの子役陣に風見章子、小川虎之助、加藤嘉などのベテラン陣。

  • 1957年9月23日 より

  • 製作国:日本(1957)

■スタッフ

監督 村山新治 (ムラヤマシンジ)
脚本 片岡薫 (カタオカカオル)
企画 山崎季四郎 赤川孝一 芹川一郎 (セリカワイチロウ)
製作 大川博 (オオカワヒロシ)
撮影 仲沢半次郎 (ナカザワハンジロウ)
美術 江坂実
音楽 三木稔 (Minoru Miki)
録音 清島竹彦 (キヨシマタケヒコ)
照明 村瀬栄一 (ムラセエイイチ)

■キャスト

俳優名 役名
山本豊三 (ヤマモトトヨゾウ)  二宮金次郎
友繁洋明   友吉
森清一郎   富次郎
風見章子 (カザミアキコ) 
小川虎之助 (オガワトラノスケ)  万兵衛
戸田春子 (トダハルコ)  いね
森下義秀 (モリシタヨシヒデ)  円蔵
加藤嘉 (カトウヨシ)  甚左衛門
不忍郷子   お才
相馬剛三 (ソウマゴウゾウ)  富七
関山耕司 (セキヤマコウジ)  正作
沢田光子 (サワダミツコ)  たけ
浜田格   道仙先生
松本染升 (マツモトセンショウ)  考牛和尚
小笠原章二郎 (オガサワラショウジロウ)  松苗売りの老人
山田圭介 (ヤマダケイスケ)  名主
杉丘のり子 (スギオカノリコ)  富農の内儀
沖野一夫 (オキノカズオ)  船頭
坂井勝利 (サカイカツトシ)  道仙先生の内弟子

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