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作品詳細

  • その夜のひめごと

    (原題:The Night Holds a Secret)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

日本橋の老舗鰹節問屋遠藤商店の現社長遠藤柳作は、二代目という気楽さから、事業は若い支配人の宮本陽之介に委せ切り、五十余年の今日まで数々の道楽をし続けていた。陽之介は遠藤家の先代が片腕と頼んだ番頭の遺児で幼くして母を失い遠藤家に引取られ、柳作の妻さよに、その一人娘ハル子と共に、実の子同様に可愛がられて育った。ところが、このハル子と陽之介とは毎日のように喧嘩をする。というのも、二人はお互いに好き合っているからだとさよは知っていた。そんなある日柳作は、陽之介が自分の妾を奪ったといって、カンカンになって怒った。この女は玲子といい、柳作は本気で惚れ込んでいるのだ。これを知った陽之介は、遠藤家が不幸になるのを恐れ、自ら玲子のアパートを訪れて、柳作に内証で手を切らせてしまったのだ。その時すでに玲子は柳作の子を宿していた。やがて、柳作の子を生んだ玲子に陽之介は、この母子を不幸にしては自分の責任上許されない、と生れた子は自分の子として育て玲子とも結婚しようと決意した。さよは、この真相をおぼろげながら覚っていた。しかし、ハル子にとっては、陽之介に女が、しかも子供まであるということは大きなショックであった。そして、いまさらながら自分が強く陽之介を愛しているのに気づくのだった。玲子もいまは心から陽之介を愛している。しかし、陽之介が実はハル子の方を愛しているということに気づいた玲子は、自分こそ身を引くべきだと決心。ある夜、アパートを訪れた陽之介に心にもない愛想づかしをいった。だが、陽之介にはそんな玲子の心がよく判った。子供だけは陽之介の子として育ててくれという玲子の願いに、彼は大きくうなずいた。−−いまは一切の誤解も解け、玲子の子陽一を抱いたハル子と陽之介の楽しそうな散歩姿が、那須高原の美しい朝の光にみられた。



■解説

山岡荘八の原作『花ある銀座』を「生きている小平次」の井手俊郎と「おしどりの間」の木村恵吾が共同脚色し、木村恵吾が監督した。これに鈴木重吉が協力監督として「豹の眼」以来久々に参加。撮影は「ひかげの娘」の三村明。主演は東京映画に初出演の三橋達也、「危険な英雄」の司葉子、「夜の鴎」の草笛光子、「忘却の花びら (完結篇)」の安西郷子、「銭形平次捕物控 女狐屋敷」の木暮実千代。ほかに中村伸郎、仲谷昇、本郷秀雄、塩沢登代路、森啓子など。

  • 1957年9月1日 より

  • 配給:東宝
  • 製作国:日本(1957)

■スタッフ

監督 木村恵吾 (キムラケイゴ)
協力監督 鈴木重吉 (スズキジュウキチ)
脚色 井手俊郎 (イデトシロウ) 木村恵吾 (キムラケイゴ)
原作 山岡荘八 (ヤマオカソウハチ)
製作 山崎喜暉
撮影 三村明 (Akira Mimura)
美術 小島基司 (コジマモトジ)
音楽 松井八郎 (マツイハチロウ)
録音 中野倫治
照明 入江進 (イリエススム)

■キャスト

俳優名 役名
三橋達也 (ミハシタツヤ)  宮本陽之介
中村伸郎 (ナカムラノブオ)  遠藤柳作
木暮実千代 (Michiyo Kogure)  遠藤さよ
司葉子 (Tsukasa Yoko)  遠藤ハル子
草笛光子 (Kusabue Mitsuko)  小池玲子
大貫俊幸   小池陽一
仲谷昇 (ナカヤノボル)  栄二郎
安西郷子 (アンザイキョウコ)  夏子
石山竜嗣   栄太郎
森啓子 (モリケイコ)  おしな
河美智子 (カワミチコ)  おくに
長谷川万里子 (ハセガワマリコ)  お里
曽我智良 (ソガトモヨシ)  信吉
津田徹也 (ツダテツヤ)  杉山
中原成男   川口
本郷秀雄 (ホンゴウヒデオ)  望月
飛鳥みさ子 (アスカミサコ)  ナオミ
塩沢とき (シオザワトキ)  澄竜
高島稔 (タカシマミノル)  太一
宮口精二 (Seiji Miyaguchi)  吉川
竜岡晋   小林
田中志幸   旦那A
一竜斎貞山   講談家
向井正江 (ムカイマサエ)  そば屋の小女
伊東司介 (イトウ)  そば屋の客
沢耕司 (サワコウジ)  そば屋の客
青木君雄 (アオキキミオ)  ホテルのボーイ
三谷勉 (ミタニツトム)  店員
浅岡昇 (アサオカノボル)  店員
田中章三 (タナカショウゾウ)  店員
倉橋仙吉 (クラハシセンキチ)  店員
木元章介 (キモトショウスケ)  店員

愛がなんだ









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