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作品詳細

  • 愛の星座

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

埃にまみれた工場街の片隅で「一番星みーつけた」と無邪気に遊ぶ子供たち。しかし学校で出席をとる皆川先生の出欠表には今日も欠の印が多い。生徒の家が貧しくて登校できないのだ。加藤光一には父がなく母はニコヨン、小さな妹のお守で学校へ行けぬ。今井高男は父のサンドイッチマン姿を友達に笑われてから学校がいやになった。阿部鈴枝が休んだのは写生にいる画板がない為だ。今日もお守をする光一を同じニコヨン仲間の亀吉爺さんが同情する。皆川先生は貧しい家庭を廻って努力を続けた。ある日、学校へ先生あての手紙がきて、“貧しい子供たちのために使って下さい”と千円札が同封されてあった。差出人の名は一星−−いちばん星−−とあった。先生は校長と相談し、光一の妹を託児所に預けることにし、光一は翌日から大喜びで登校した。贈り物は次の月も七日になると郵便受けに入っていた。そのお金で雨の日に傘がなくて登校できない生徒のために傘を買った。回が重なるにつれ、皆は感謝の気持を伝えようと一星さんを探し始めた。そして七夕祭の夜、一星さんの正体が判っておどろいた。亀吉爺さんだったのだ。爺さんは孫の波江が風邪で死んでから、お墓をたてるためにお金を貯めてきたが、自分が死んだら誰も拝みに行ってやるもののいない墓を造るよりは、と貧しい子供達のために使ってもらおうと決心したのだった。一星さんの美談がしれて沢山の匿名の寄附が集ったある日、光一はじめ全員がバスにのって海へ水泳の練習に出かけた。バスの中ではしゃぐ子供たちの心は明るい空と同じように晴れわたっていた。



■解説

貧しさの為に学校を休む子と、教師との間の交情を描き、心やさしいニコヨン老人の義捐がどれ程度子供たちを励ましたかを物語る愛情篇。「愛の砂丘」「君に捧げし命なりせば」等を発表した新映プロが児童映画第一回作品として製作。脚本は児童作家わだよしおみに、「えんぴつ泥棒」の中川順夫が協力し、同じく中川順夫が監督する。撮影は上原雄二。主な出演者は「えんぴつ泥棒」の新人、木崎伸子のほか劇団こまどりの少年少女に、水原久美子、丹波一郎、森肇、坪井研二など。

  • 1957年3月27日 より

  • 配給:新東宝
  • 製作国:日本(1957)

■スタッフ

監督 中川順夫
脚本 わだ・よしおみ 中川順夫
製作 小坂隆文 (コサカタカフミ)
撮影 上原雄二 (ウエハラユウジ)
美術 北郷久典
音楽 横田昌久 (ヨコタマサヒサ)
録音 鈴木康夫 (スズキヤスオ)
照明 近藤兼太郎 (コンドウケンタロウ)

■キャスト

俳優名 役名
小畠絹子 (オバタキヌコ)  皆川先生
森肇 (モリハジメ)  亀吉爺さん
日地谷周二   加藤光一
水原久美子 (ミズハラクミコ)  母みつ
村上ミサ子 (ムラカミミサコ)  妹千代子
渋沢準 (シブサワジュン)  今井高男
丹羽一郎 (Ichiro Niwa)  父源次
酒井貞子 (サカイサダコ)  母たか
森山保 (モリヤマタモツ)  校長先生
嶋精二 (シマセイジ)  米さん
坪井研二 (ツボイケンジ)  現場監督
沖野一夫 (オキノカズオ)  用務員
清水正 (シミズタダシ)  教頭先生
三重街竜   紙芝居屋
木南清   一星さん
渡辺白羊児   町工場の男
芝山由美 (シバヤマユミ)  町工場の娘
峯尾滋   田口君
目時威邦   阿部君
上野祥子 (ウエノショウコ)  鈴枝ちゃん
前田ミノリ (マエダミノリ)  岸さん
宮下邦子 (ミヤシタクニコ)  宮下さん
青山順子 (アオヤマジュンコ)  芳子ちゃん
岩波千恵子 (イワナミチエコ)  波江ちゃん

愛がなんだ









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