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作品詳細

  • 虹いくたび

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

建築家水原常男には母のちがう三人の娘がいる。姉の百子の母は自殺し、水原が次女麻子の母である妻と結婚してから、水原家に引き取られ、麻子と共に暮してきた。一番下の若子は京都の芸者菊枝の娘で、水原はもう十五年も会っていない。百子は初恋の痛手から、年下の少年を次々に愛しては捨てて行く激しい性質の女になっていた。優しく素直な麻子はそんな姉を気づかい、また今は妻にも死なれた老境に近い父の心を何かといたわって、京都にいる筈の異母妹の身の上を想ったりするのだった。娘二人を伴って京都へ出かけた水原が菊枝と久々の対面をしたころ、百子と麻子は百子の初恋の人青木敬太の弟である夏二に逢った。敬太は特攻隊員として出撃の前、百子の体を求め、そして彼女の乳型を石膏でとって銀の椀を作り、それを身につけて南海に散ったのであった。夏二に初恋の人の面影をみた百子の心の傷は、また激しくうずいた。帰京した百子は新しい愛人竹宮少年を弄ぶことで自分の運命に反抗しようとしたが、その結果、彼女は竹宮の子を宿してしまった。一方、京以来急速に麻子と夏二の心は接近し、麻子は夏二と慣れないスポーツやピクニックに一夏を過した。その過労からであろうか、彼女は急性肋膜炎で入院しなければならなかった。豪雨のある夜、百子は竹宮に子供のできたことを打ち明けるが、竹宮は驚きのあまり雨中へ駈け去った。彼の自殺を百子が知ったのは、心の安らぎを求めて京都へ来てからのことであった。激しいショックが百子を襲った。だが、敬太の父が亡き子の遺品である乳型の椀を前に、死んだ人間よりも、生きている人の幸せこそ願わねばならぬと語るのを聞きながら、彼女の心は不思議と安まって行った。そしてまだ見ぬ異母妹に会おうと思うのだった。麻子が退院して、夏二と再び楽しい日を送るのも近い。



■解説

川端康成の原作を「乱菊物語」の八住利雄が脚色し、「宇宙人東京に現わる」の島耕二が監督、「珠はくだけず」の長井信一が撮影を担当する。主なる出演者は「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の京マチ子、「恋と金」の上原謙、「新妻の寝ごと」の若尾文子、「花嫁のため息」の船越英二、「十代の反抗」の川上康子、「宇宙人東京に現わる」の川崎敬三(二役)など。

  • 1956年2月19日 より

  • 製作国:日本(1956)

■スタッフ

監督 島耕二 (Koji Shima)
脚色 八住利雄 (ヤスミトシオ)
原作 川端康成 (Yasunari Kawabata)
企画 中代冨士男 (ナカシロフジオ)
製作 藤井朝太 (フジイアサタ)
撮影 長井信一 (ナガイシンイチ)
美術 間野重雄 (マノシゲオ)
音楽 大森盛太郎 (オオモリセイタロウ)
録音 西井憲一 (ニシイケンイチ)
照明 久保田行一 (クボタコウイチ)

■キャスト

俳優名 役名
上原謙 (ウエハラケン)  水原常男
京マチ子 (Machiko_Kyo)  水原百子
若尾文子 (Wakao Ayako)  水原麻子
川上康子 (カワカミヤスコ)  水原若子
市川春代 (イチカワハルヨ)  水原菊枝
水原志摩子 (ミズハラシマコ)  水原有子
見明凡太朗 (Bontaro Miake)  青木三治
川崎敬三 (カワサキケイゾウ)  青木啓太
川崎敬三 (カワサキケイゾウ)  青木夏二
川口浩 (カワグチヒロシ)  竹宮一彦
船越英二 (フナコシエイジ)  大谷
高堂国典 (Kuninori Kodo)  老師
滝花久子 (タキバナヒサコ)  奥さん
楠よし子 (クスノキヨシコ)  すみ
星ひかる (ホシヒカル)  箱根の宿の番頭
香住佐代子 (カスミサヨコ)  京都の宿の女中

愛がなんだ









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