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作品詳細

  • 若き潮

    (原題:Man Behind the Glory)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

スワロー歯磨本舗の販売部長矢代周平は、昔席をおいた関東大学柔道部の後輩の指導に献身していた。彼の温厚な人柄は部員の信望を集めていた。しかし、ロンドン派遣選手に羽鳥と朝吹を選んだことから、朝吹より実力のある北岡はそれが不服で、部員の梶が合宿の炊事婦の娘久子と親しくするのを見て梶を怒鳴ったりするのだった。周平は北岡を慈愛深く諭した。またアルバイトをやらなければならない羽鳥に周平は自分の給料をさいて援助するのだった。彼はまた道場再建のため寸暇を惜んで奔走した。妻の杉枝は家庭の経済も顧ない夫に冷くあたった。娘の霞も苦労する母を見兼ねて父を責めることもあった。霞はロンドン遠征より帰った羽鳥に、父を家庭に帰してくれと訴えた。羽鳥は自分達が周平に甘えすぎていたことを覚り、大阪で開かれる学生選手権大会にも東京に残っていてくれといった。だが周平は出かけた。夢中になって声援を送る周平の姿は幸福そのものであった。その夜、優勝した北岡の祝賀会の席で周平は心臓病のために倒れた。彼は家庭に不和を招き、新道場も見ずに死んだ。新道場落成祝賀会の日、周平の胸像を前に集まった人々は「生涯を柔道に捧げられた矢代さんは永遠に私どもの心の灯です」という言葉で彼を讃えた。誠実に生きた彼の姿は若い人々の道標となるであろう。



■解説

「サラリーマン 続・目白三平」の沢村勉が脚本を書き、「荒木又右衛門」の堀内直真が監督。撮影は小原治夫が担当した。主なる出演者は「野菊の如き君なりき」の笠智衆、「青銅の基督」の山田五十鈴、「裏町のお嬢さん」の七浦弘子、「あこがれ(1955)」の石浜朗、田浦正巳、「続・この世の花 第4・5部」の中川弘子、文学座の宮口精二など。

  • 1955年12月14日 より

  • 製作国:日本(1955)

■スタッフ

監督 堀内真直 (ホリウチマナオ)
脚本 沢村勉 (サワムラツトム)
製作 小倉武志 (オグラタケシ)
撮影 小原治夫 (オバラハルオ)
美術 逆井清一郎
音楽 奥村一 (オクムラハジメ)
録音 高懸義人
照明 高下亨三 (タカシタキョウゾウ)

■キャスト

俳優名 役名
笠智衆 (Ryu Chishu)  矢代周平
山田五十鈴 (Isuzu Yamada)  妻杉枝
七浦弘子 (ナナウラヒロコ)  娘霞
石浜朗 (イシハマアキラ)  羽鳥慎太郎
田浦正巳 (タウラマサミ)  北岡健一
船山汎   朝吹孝次
清川新吾 (キヨカワシンゴ)  梶大介
三村彰 (ミムラアキラ)  古川清
山名義夫 (ヤマナヨシオ)  服部正治
日向三平 (ヒナタサンペイ)  荒井真二
宮口精二 (Seiji Miyaguchi)  井崎教授
北竜二 (Ryuji Kita)  田口順作
沢村貞子 (サワムラサダコ)  小池加代
中川弘子 (ナカガワヒロコ)  娘久子
桜むつ子 (サクラムツコ)  三浦文子
加東大介 (カトウダイスケ)  立花史郎
南郷佑児 (ナンゴウユウジ)  堀江巡査
三井弘次 (ミツイコウジ)  伊丹正彦
谷よしの (タニヨシノ)  正彦の妻
萩千代子 (ハギチヨコ)  秋山咲子
永井達郎 (ナガイタツオ)  児玉欣哉

愛がなんだ









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