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作品詳細

  • 五泊六日

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

サラリーマン大原彰は、タイピストの伊藤久美と結婚するはずであったが、久美は打算から大原の親会社の久米産業の御曹子庄三郎と結婚してしまい、そして大原は同僚の豊川知恵子と結婚した。皮肉なことに、この二組の新婚旅行は同じコースの南紀一周で、新幹線やホテルまで鉢合せの連続であった。ことに大阪のホテルでこれ見よがしに札ビラを切る庄三郎に彰は腹を立てたり、また和歌山行きの水中翼船の中で船酔いした庄三郎を知恵子が世話をしたところから、二組の関係がむずかしくなってきた。白浜に着くと、この二組に中年夫婦矢部と和代も加わり、串本→潮岬→勝浦と珍道中を続けていく中に、彰と久美は反撥しながらも恋人同士だった頃を思出していた。三組で二部屋しかとれなかった新宮で、とうとう彰と久美は人目を忍んで逢引きする破目になり、知恵子に感づかれるようになった。二見ケ浦で終る最後のコースに来て、いよいよ二組の仲はまずくなったが、「私にも好きな人がいたの。でも今は貴方が一番好き」と言う知恵子の言葉に、大原は努めて久美の幻影を消していった。一方久美も別れ話を持ちだすと泣きだした庄三郎の姿にうたれ、愛のない打算の結婚に空しさを感じながらも、「二年間をこの人に賭けてみよう」と思った。そして二年経ったある日、パッタリ会った彰と久美は思出の寿司屋に入り、彰は近く課長になることや、娘のことを半ば誇らしげに語るのだった。すっかり貫禄のついた彰に久美は、現在の落ちぶれた自分を顧みて、何か気おされるものを感じた。庄三郎一家は破産して、今は共稼ぎしなければならない久美ではあったが、庄三郎を見捨てる気にはなれず「私が何とかしなければ」と我が心に誓うのだった。



■解説

樹下太郎の同名小説を「日本暗黒街」の瀬川昌治が脚色し「悪童」の渡辺祐介が監督した喜劇。撮影は「三等兵親分出陣」の坪井誠。

  • 1966年12月3日 より

  • 配給:東映
  • 製作国:日本(1966)

■スタッフ

監督 渡辺祐介 (ワタナベユウスケ)
脚色 瀬川昌治 (セガワマサハル)
原作 樹下太郎
企画 柴田輝二
製作 柴田輝二
撮影 坪井誠 (ツボイマコト)
美術 森幹男 (モリミキオ)
音楽 渡辺宙明 (ワタナベチュウメイ)
録音 広上益弘
照明 森沢淑明 (モリサワトシアキ)
編集 辻井正則 (ツジイマサノリ)
スチル 鈴木一成

■キャスト

俳優名 役名
緑魔子 (Midori Mako)  伊東久美
川崎敬三 (カワサキケイゾウ)  大原彰
人見きよし (ヒトミキヨシ)  久米庄三郎
磯野洋子 (イソノヨウコ)  豊川知英子
大坂志郎 (オオサカシロウ)  矢部正一郎
石井トミコ (イシイトミコ)  妻和代
岡譲司 (オカジョウジ)  久米庄造
市川春代 (イチカワハルヨ)  妻則子
如月寛多 (キサラギカンタ)  伊東重雄
水島京子   妻信乃
潮健児 (ウシオケンジ)  社員大貫
若水ヤエ子 (ワカミズヤエコ)  女中ヤエ子
久保比佐志 (クボヒサシ)  番頭
須賀良 (スガリョウ)  寿司屋の仲間A
久地明 (クジアキラ)  寿司屋の仲間B
打越正八   寿司屋の仲間C
村上允俊   フロント係
松井功 (マツイイサオ)  ボーイ
島村安弘   ボーイ
佐藤蛾次郎 (サトウガジロウ)  アベックの男
市村俊幸 (イチムラトシユキ)  寿司屋の源吉
池部良 (イケベリョウ)  村尾専務

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