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作品詳細

  • 逃亡地帶(1953)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

神戸で危険な密輸品の取引を終え、東海道線二等に乗込んだ若いギャング矢部四郎は、憂い顔の美しい婦人と隣合せる。彼女の名は相川秋子、富裕なだけで取柄もない夫にあきたらず、家を出てきたのである。彼女はふと言葉を交した矢部の凄惨な逞しさにひかれ、矢部は秋子の清純な印象に胸をときめかせた。友人の許へ寄ると称して秋子は矢部とともに横浜に降りた。−−ギャングの本拠ホテル・ダリアへ帰りついた矢部は、情婦のトシエが親分仙石に無理じいに寝取られていることを知る。彼はトシエと仙石をはげしく憎むが、トシエの執拗な情熱は矢部を放さなかった。彼と秋子とのひそやかな愛情をつきとめるや、彼女は狂気のように矢部の正体を暴露した。夢破れた秋子は、帰郷すべく決意する。が、矢部はもう秋子なしではいられなかった。片腕のダリアの刺青を焼きつぶし、止宿先−−ニューグランド・ホテルの秋子をたずねて哭きながら飜意を乞うた。秋子はその真情にほだされたものの、尚釈然としない。と見て、彼は本拠に立戻り、仙石にはっきりと足を洗うことを告げる。殺気だった仲間の視線ととりすがるトシエをはね返して、彼は再びホテルのドアを叩いた。秋子はすでに立去った後である。茫然と街にさまよい出た彼は、とある橋の畔りにたたずむうち、逆上して仙石を殺し、さらに彼を追せきしてきたトシエの拳銃にたおれた。



■解説

製作の加藤譲、脚本協同の松浦健郎は「恋人のいる街」の顔ぶれである。「あゝ青春に涙あり」の杉江敏男、「親分の青春」の山崎一雄がそれぞれ監督、撮影に当った。「恋人のいる街」の三國連太郎、「風雲千両船」の志村喬、「午前零時」の久慈あさみ、「二人の母」の植村謙二郎、浜田百合子、他に新人北川町子(好子改名)などが出演する。

  • 1953年3月19日 より

  • 配給:東宝
  • 製作国:日本(1953)

■スタッフ

監督 杉江敏男 (スギエトシオ)
脚本 松浦健郎 杉江敏男 (スギエトシオ)
製作 加藤譲 (カトウユズル)
撮影 山崎一雄 (ヤマザキカズオ)
美術 北川恵笥
音楽 服部正 (ハットリタダシ)
録音 西尾昇 (ニシオノボル)
照明 岸田九一郎 (キシダクイチロウ)
編集 岩下廣一 (Koichi Iwashita)
製作主任 石橋嘉博
監督補 田尻繁 (タジリシゲル)
助監督 石橋克己

■キャスト

俳優名 役名
三國連太郎 (Rentaro Mikuni)  矢部四郎
志村喬 (シムラタカシ)  仙石文之介
久慈あさみ (クジアサミ)  相川秋子
北川町子 (Machiko Kitagawa)  トシエ
浜田百合子 (Yuriko Hamada)  マリ
植村謙二郎 (ウエムラケンジロウ)  上村茂
鵜野満雄 (ウノミツオ) 
坂内永三郎 (サカウチエイザブロウ)  松田
中村是好 (ナカムラゼコウ)  中年の男
三好栄子 (ミヨシエイコ)  老婆
福田富子 (フクダトミコ)  踊り子サニイ

愛がなんだ









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