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作品詳細
新・女大学
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。西川霞は誠と恋愛緒婚して二年。誠は薄給なのにマージャンやバーの支払いで月給はいつも半分位しか持って帰らない。ある日、誠が外泊し翌日、派手な服を着た女が金を届けて来た。霞の怒りは爆発した。これは同僚宮城の考えた芝居で、女は恋人でバーを経営しているあや子だった。真相を知らぬ霞は離婚を決意し、実家の姉梢に相談した。梢は銀座の美容院の技術主任、夫は売れないテレビ作家。彼女は有吉佐和子の新女大学をモットーに夫六郎を操縦している。霞の兄武夫は亭主関白で、妻まさ子は典型的な良妻賢母。兄や姉になだめられ、霞は妹の緑を連れて家に戻った。誠は真相を話したが、女性の毛髪が原因で、今度は誠が家出した。数日後、六郎は梢から預った手切金を持って誠の会社を訪れ、あや子と手を切れといった。が、誠の話を聞いてあや子とは関係がなく、自分達の女房はけしからんと、その晩二人は痛飲した。六郎も梢と喧嘩して箱根に行った。彼に同情した、テレビ女優の虹マリ子がその後を追った。これを知った梢は六郎に絶縁を宣告した。実家に戻り、梢は事情を訴えた。その頃、武夫はちょいと浮気をしていた。が、それも知らずにへソクリまで出すまさ子をみて、彼も思いとどまった。ツケ刃の男性尊重を唱え梢と、貞淑なまさ子をみた霞は自分を反省して家に戻った。そこに宮城とあや子の結婚通知が来た。誤解をといた霞は式場に急いだ。誠も来ていた。霞はまさ子のように生きようと心に誓った。これですべてはめでたしめでたし。誠と霞の顔には喜びが隠しきれなかった。
■解説
有吉佐和子の原案から、沢村勉と堀江史朗が脚本を執筆、「路傍の石(1960)」の久松静児が監督したホーム・コメディ。撮影は「銀座退屈娘」の遠藤精一。
1960年8月28日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1960)
■スタッフ
監督 | 久松静児 (Seiji Hisamatsu) |
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脚本 | 沢村勉 (サワムラツトム) 堀江史朗 (ホリエシロウ) |
原案 | 有吉佐和子 (アリヨシサワコ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) 堀江史朗 (ホリエシロウ) |
撮影 | 遠藤精一 (エンドウセイイチ) |
美術 | 北猛夫 (キタモリオ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 刀根紀雄 (トネノリオ) |
照明 | 隠田紀一 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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司葉子 (Tsukasa Yoko) | 西川霞 |
小林桂樹 (Keiju Kobayashi) | 西川誠 |
草笛光子 (Kusabue Mitsuko) | 三輪梢 |
滝田裕介 (タキタユウスケ) | 三輪六郎 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 尾崎武夫 |
乙羽信子 (Otowa Nobuko) | 尾崎まさ子 |
水の也清美 (ミズノヤキヨミ) | 尾崎琴 |
北あけみ (キタアケミ) | 尾崎緑 |
藤木悠 (フジキユウ) | 宮城英久 |
原知佐子 (ハラチサコ) | 井上あや子 |
夏木陽介 (Yosuke Natsuki) | 田宮圭太 |
杉葉子 (スギヨウコ) | 石田ちえ子 |
横山道代 (Michiyo Yokoyama) | 虹マリ子 |
織田政雄 (オダマサオ) | 竹野貫太郎 |
三田照子 (ミタテルコ) | 貫太郎の夫人 |
秋好光果 | 福永夫人 |
塩沢とき (シオザワトキ) | 大西夫人 |
北川町子 (Machiko Kitagawa) | 中川夫人 |
森今日子 (モリキョウコ) | 阿部夫人 |
加藤春哉 (カトウハルヤ) | 圭太の同僚 |
桜井巨郎 | 結婚の司会者 |
飛鳥みさ子 (アスカミサコ) | 座談会の司会者 |
宮田芳子 (ミヤタヨシコ) | A子 |
千石規子 (Noriko Sengoku) | B江 |
一の宮あつ子 (イチノミヤアツコ) | C代 |
清川玉枝 (キヨカワタマエ) | 肥ったマダム |
小西瑠美 (コニシルミ) | 若い女 |