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作品詳細
夜の歌謡シリーズ 港町ブルース
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。和泉りん子は、野呂貿易社長野呂善之助の世話を受け秘書をしていた。野呂の一人息子勝行は、彼女が父の妾であることを知って一旦は失望したが、つのる想いは彼女に求婚させずにはおかなかった。だが、りん子は祖母の小料理屋で知合った船員姿の城戸に心を奪われてしまった。船員を父に持ち、横浜に育った彼女にとって、船員は憧れの的だった。数日後、りん子は新宿のゴーゴー喫茶でアフリカへ出航したはずの俊夫と再会した。俊夫は船員ではなく、自動車のセールスマンだった。りん子は、俊夫から船員小川を紹介され、だまされたうっぷんを情事で晴らそうとしたがなぜか味けないものだった。その頃、俊夫はりん子の友人チヤ子を誘惑し、野呂も富美子に熱を上げていた。りん子の脳裡に二人への復讐心が湧いたのは、そんな折だった。りん子は勝行からの結婚申込みを承諾し、勝行は、父の浮気を母に黙っているとの条件をのんで、結婚を許された。しかし、もともと俊夫に心を寄せるりん子は、花嫁衣裳のまま結婚式場をとびだしてしまった。それから二日後、りん子は俊夫と会った。俊夫は間もなく外国へ転任するという。二人は最後の情事を結んだ。その夜、勝行がりん子を連戻しに来た。しかし、りん子の決意は固く、「私は一人で生きぬくわ…」と二人に言い放った。
■解説
「妾二十一人 ど助平一代」の成澤昌茂がシナリオを執筆し、「夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース」の鷹森立一が監督した歌謡シリーズ第六作。撮影は中島芳男が担当した。
1969年7月8日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1969)
■スタッフ
監督 | 鷹森立一 (タカモリリュウイチ) |
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脚本 | 成澤昌茂 (ナリサワマサシゲ) |
企画 | 園田実彦 (ソノダサネヒコ) 安斎昭夫 (アンザイアキオ) |
撮影 | 中島芳男 |
美術 | 江野慎一 |
音楽 | 八木正生 |
録音 | 井上賢三 (イノウエケンゾウ) |
照明 | 銀屋謙蔵 (ギンヤケンゾウ) |
編集 | 祖田富美夫 (ソダフミオ) |
スチール | 藤井善男 (フジイヨシオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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野川由美子 (Nogawa Yumiko) | 和泉りん子 |
浦辺粂子 (ウラベクメコ) | 和泉てい |
谷隼人 (Hayato Tani) | 小川孝司 |
待田京介 (マチダキョウスケ) | 野呂勝行 |
十朱久雄 (Hisao Toake) | 野呂善之助 |
北城真記子 (キタシロマキコ) | 野呂芳子 |
織田英子 | 福本まつの |
谷本小夜子 (タニモトサヨコ) | 天野 |
賀川雪絵 (カガワユキエ) | 竜野富美子 |
山口火奈子 (ヤマグチカナコ) | 細井チヤ子 |
小林千枝 (コバヤシチエ) | 佃寄子 |
佐藤晟也 (サトウセイヤ) | 牧師 |
早瀬千香子 (ハヤセチカコ) | 売春婦 |
河合絃司 (カワイゲンジ) | 刑事A |
中島信義 (ナカジマノブヨシ) | 刑事B |
小林稔侍 (Nenji Kobayashi) | ダンプの運転手 |
森進一 (モリシンイチ) | 森進一 |
梅宮辰夫 (Tatsuo Umemiya) | 城戸俊夫 |