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作品詳細

  • この子この母

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

昭和十四年、夫を戦場に送り、国民学校へ通う圭一、二郎の二子を抱えた雨宮あやは料亭の女中として働いていた。夫戦死の公報をうけたあやは、兄勇作を頼って帰郷したが、連絡船で、幼な友達尾形誠に遇った。あやは有力者吉野仙造の家に女中となって住み込んだが、仙造の好奇の手があやに伸ばされ、二郎が仙造の息子寛と喧嘩する事などから、再び東京へ出た。十数年後、圭一は医科を出、インターンとして病院へ行き、二郎は郵船の社員となっていた。母子三人と同じアパートに住む松本静江は圭一に愛情を寄せていたが、圭一は病院長八代博士の令嬢由美の夫の候補にあげられていた。アパートの権利金の問題が起った時、二郎は遠洋航海の貨物船に乗って金を作ったが、あやは令息の家庭教師傍々勉強の為に八代邸へ住み込む圭一に研究費として金を与え、ビルの掃除婦として住み込んで働らいた。圭一に出会った静江は、あやに圭一の冷い態度のことを話した。あやは八代邸へ圭一を訪ねたが、希望に満ちた圭一の態度に戒めの言葉も出ず、帰りに自動車にはねられてしまった。二郎は乗込んだ船が密輸をしていると知り、東京港へつくと直ぐに当局へ通報しアパートへ帰ったが、静江に事情を聞くと圭一を母の許ヘ連れて来て、激しく責めた。圭一が非を悟った時、船長等が拳銃を手に二郎を襲った。あやは夢中で落ちていた拳銃を拾うと船長を射った。殺人犯としてあやは法廷に立ったが弁護士尾形誠は彼女は美しい母性愛に生きた女性だと涙の中に弁護した。



■解説

「チャッカリ夫人」の長瀬喜伴のオリジナル・シナリオを「若旦那と踊子」の萩山輝男が監督し、撮影は「三つの愛」の井上晴二が当る。出演者は「荒城の月(1954)」の市川春代、「チャッカリ夫人」の若原雅夫、「えくぼ人生」の紙京子、「若き日は悲し」の菅佐原英一、永井達郎のほか、七浦弘子、日守新一、北竜二など。

  • 1954年12月1日 より

  • 製作国:日本(1954)

■スタッフ

監督 萩山輝男 (ハギヤマテルオ)
脚本 長瀬喜伴 (ナガセキハン)
製作 長島豊次郎 (ナガシマトヨジロウ)
撮影 井上晴二 (イノウエハルジ)
美術 平高主計
音楽 万城目正 (マンジョウメタダシ)
録音 高懸義人
照明 加藤正夫 (カトウマサオ)

■キャスト

俳優名 役名
市川春代 (イチカワハルヨ)  雨宮あや
永井達郎 (ナガイタツオ)  雨宮圭一
村瀬禅   雨宮圭一(子供時代)
菅佐原英一 (スガサワラエイイチ)  雨宮二郎
中村俊介 (Shunsuke Nakamura)  雨宮二郎(子供時代)
高木信夫 (タカギノブオ)  亡夫健一郎
若原雅夫 (ワカハラマサオ)  尾形誠
日守新一 (ヒモリシンイチ)  勇作
本橋和子 (モトハシカズコ)  まさ
北竜二 (Ryuji Kita)  吉野仙造
槙芙佐子 (マキフサコ)  吉野敏子
高山武男 (タカヤマタケオ)  吉野寛
奈良真養 (ナラシンヨウ)  八代博士
七浦弘子 (ナナウラヒロコ)  八代由美
炭谷恒夫 (スミタニツネオ)  八代正夫
紙京子 (カミキョウコ)  松本静江
小林十九二 (コバヤシトクジ)  父春吉
水木凉子 (ミズキリョウコ)  料亭女将
大塚君代 (オオツカキミヨ)  下宿の小母さん

愛がなんだ









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