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作品詳細
恋のつむじ風
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。八丈島育ちの純情娘松山アカネは親友アオイの仕組んだ芝居にのって、一ノ瀬俊平との結婚を諦め、東京での生活をはじめた。喫茶店「街角」で働くことになったアカネは一転して都会の刺激と喧騒にまきこまれていった。アカネがミドリの紹介で、プレイボーイの安彦と知合ったのはそんな折だった。一方、身に憶えのないことで花嫁に逃げられた俊平は、先輩の女子高教師後藤を頼って上京し、アカネを探していた。後藤は、教え子ミチ子の、姉令子との交際を勧めたが、俊平の心はおさまらなかった。翌日、俊平はミチ子から聞きだした「街角」にアカネを尋ねたが、アカネの態度は冷たかった。だが、俊平に会ったことでアカネの心は動揺していた。その日、アカネは安彦と遊び興ずるうちに体を求められ、一目散で逃げ帰った。しょげかえるアカネに、バーテンの公夫がプロポーズした。アカネは、めまぐるしく豹変する都会の荒波に疲れきり、いつしか俊平を思い出すのだった。その頃、俊平はまゆみに出会っていた。結婚式をぶちこわした張本人のまゆみは、公夫の子を宿していた。あの時の芝居は中絶のお金欲しさに、アカネを東京へ連出そうとしていたアオイに頼まれてやったのだった。事情を知った俊平は、同情して父親代りを引受けアオイに手術を受けさせた。そして病院に駈けつけたアカネとの仲違いは円満解決。やがて、アオイらの声援を受けて、二人は八丈島へ戻っていった。
■解説
「夜の牝 花と蝶」の才賀明がシナリオを執筆し、「青春の鐘」の鍜治昇が監督した青春もの。撮影は「花ひらく娘たち」の山崎善弘
1969年3月12日 より
- 配給:日活
- 製作国:日本(1969)
■スタッフ
監督 | 鍛冶昇 (カジノボル) |
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脚本 | 才賀明 (サイガアキラ) |
企画 | 坂本静翁 |
撮影 | 山崎善弘 (ヤマザキヨシヒロ) |
美術 | 千葉和彦 (チバカズヒコ) |
音楽 | 井上忠夫 (イノウエタダオ) |
録音 | 片桐登司美 (カタギリトシミ) |
照明 | 高橋正博 (タカハシマサヒロ) |
編集 | 辻井正則 (ツジイマサノリ) |
スチル | 式田高一 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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松原智恵子 (Matsubara Chieko) | 松山アカネ |
梶芽衣子 (Kaji Meiko) | 竹野アオイ |
長谷川照子 (ハセガワテルコ) | 梅村ミドリ |
杉良太郎 (スギリョウタロウ) | 一ノ瀬俊平 |
丘みつ子 (オカミツコ) | 一ノ瀬かおる |
川口恒 (カワグチヒサシ) | 双見安彦 |
和田浩治 (ワダコウジ) | 三原公夫 |
山本陽子 (ヤマモトヨウコ) | 河井令子 |
岡田由紀子 (オカダユキコ) | 妹ミチ子 |
久万里由香 (クマリユカ) | 友人マリ子 |
松原マモル (マツバラマモル) | 志賀良太 |
沖雅也 (オキマサヤ) | 高志 |
新田昌玄 (ニッタショウゲン) | 後藤 |
小柴尋詩 | マスター中田 |
西恵子 (ニシケイコ) | 社長令嬢 |
斎藤チヤ子 (サイトウチヤコ) | 山川まゆみ |
久遠利三 (クドウトシゾウ) | 松山健作 |
須田喜久代 (スダキクヨ) | 松山君江 |
河上喜史郎 (カワカミキシロウ) | 一ノ瀬惚大郎 |
鈴村益代 (スズムラマスヨ) | 一ノ瀬加代 |
加原武門 (カハラブモン) | 古老 |
小泉郁之助 (コイズミイクノスケ) | 島の名士 |
高野誠二郎 (タカノセイジロウ) | 司会者 |
倉沢典子 (クラサワノリコ) | 幸子 |
坂巻祥子 (サカマキショウコ) | 後藤の妻 |
野村隆 (ノムラタカシ) | ベレー帽の客 |
杉山元 (スギヤマゲン) | 御用聞 |
相原巨典 (アイハラキョスケ) | 中年男 |
大浜詩郎 (オオハマシロウ) | キックボクサー |
宮沢尚子 (ミヤザワナオコ) | 看護婦 |