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作品詳細

  • 宵闇せまれば

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

宵闇迫る頃の、とあるアパートの一室。この時間は大嫌いだという、四人の学生が集っている。マサアキ、ヤナ、サミーの三人の男子学生と、ジュンたちである。遊びにも捲きた頃、ちょっとしたミスから、ガスの栓が、はずれてしまった。勢よく吹きだすガス。その時、一人が提案した。「ガスを出しっぱなしにして、誰が一番最後まで部屋に残れるか、賭けをしよう」−−こうして四人のゲームが始まった。「俺たちは不幸な時代の人間だ。強制収容所もなければ、特高警察もない。人間の限界をはかる極限状況がないんだ。だから、こんな遊びで極限状況をつくって、宵闇迫る、いやな時間をつぶしているのさ」−−一人抜け、二人抜けて行く。だがこの頃から、ゲームは遊びではなくなった。ジュンとマサアキが残り、結局最後までがんばったのはマサアキだった。彼は賭け金を取った。そして、すべては終ったと思われたのに突然ジュンがマッチをするうとする。やめろ、という者、ジュンの挑戦を受けようとする者。しかし、その前にジュンが倒れた。窓をあけてガスを外に出す。四人の胸に、生きていることの実感が、こみあげてきたようだ。もう夜のとばりも降りた。隣室から、《宵闇せまれば》が聞こえくる。



■解説

「新宿泥棒日記」の大島渚がシナリオを執筆し、テレビで活躍中の実相寺昭雄が無気力な若者の危険な遊びを描いた中篇。

  • 1969年2月15日 より

  • 配給:ATG
  • 製作国:日本(1969)

■スタッフ

監督 実相寺昭雄 (Akio Jissoji)
脚本 大島渚 (Nagisa Oshima)
製作 淡豊昭
撮影 町田敏行 (Toshiyuki Machida) 石田邦昭 (イシダクニアキ) 安田修三 (ヤスダシュウゾウ) 原美勝 (ハラヨシマサ)
美術 倉橋利韶
音楽 冬木透 (フユキトオル)
録音 二見貞行 (フタミサダユキ) 軽野政巳 広瀬順一 (ヒロセジュンイチ)
照明 染川広義 (ソメカワヒロヨシ) 隅本朝一 岸本幸雄 (キシモトユキオ)
編集 天野栄次
スチル 中舎研志

■キャスト

俳優名 役名
斎藤憐 (サイトウレン)  マサアキ
清水紘治 (Koji Shimizu)  ヤナ
樋浦勉 (ヒウラベン)  サミー
三留由美子   ジュン

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