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作品詳細
謝国権「愛」より (秘)性と生活
(原題:Sex and Life)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。湘南のある町で、産婦人科の診療所を開業する三上と息子一男は、殺到する妙な患者の治療に多忙だった。ある日、三九歳のグラマー花子が訪れた。彼女は夫との交渉に不満だったが、三上は夫が疲労しないような性態位を解説するのだった。町子は昼間にだけ、夫から求められる女だった。一男は、そんな町子に寝化粧を勧めるのだった。同居の母に対する恐怖心から、車の中でしか交渉を持てない女がいた。黒田と清子の夫婦だった。二人は家を新築したが思うような性交渉を、結べなかった。相談を受けた三上は、ガレージの使用をすすめ、漸次家の中にその場所を移すよう指導した。島田夫婦が喧嘩の仲裁を頼みにやって来た。島田は、性交渉時に女は失神するという雑誌記事を読み、妻を不感症と決めつけていた。三上は、失神はヒステリー症に多いと説明するのだった。安田老人が新婚早々の息子夫婦の顔色がさえないと相談に来た。安田家を訪れた三上は、夫婦のいとなみの振動が隣室の部屋の装飾を呼らすのに気づき、それを除けば、ノイローゼは解消すると述べた。年頃なのに、女に興味を時たない息子を心配して八木容子が訪れた。下半身麻痺による勃起不全と診断した一男は、正一にヌード写真や女性のパンティの勾いを嗅がせ、精液をとることに成功し、正常であることを確認した。治療にかかった一男は、ホルモン注射をし、ストリップを見せ、おさわりバーで女に触れさせ、正一の機能復活に尽力した。やがて、正一は風俗嬢によって男になったのだった。一男は、開業医としての毎日に疑問を持っていたが、やがて東京の大病院へ戻ることを諦め、一生をホームドクターとして生きることを決意するのだった。
■解説
謝国権の原作、「愛(ラブ)」(池田書店版)を「積木の箱」の池田一朗が脚色し、「命かれても」鷹森立一がメガホンをとった風俗もの。撮影は「ごろつき」の飯村雅彦が担当。
1969年2月11日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1969)
■スタッフ
監督 | 鷹森立一 (タカモリリュウイチ) |
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脚色 | 池田一朗 (イケダイチロウ) |
原作 | 謝国権 (Kokuken Sya) |
企画 | 扇沢要 |
撮影 | 飯村雅彦 (イイムラマサヒコ) |
美術 | 江野慎一 |
音楽 | 河辺公一 |
録音 | 広上益弘 |
照明 | 梅谷茂 |
編集 | 田中修 |
スチル | 丸川忠士 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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石山健二郎 (イシヤマケンジロウ) | 三上春太郎 |
吉田輝雄 (ヨシダテルオ) | 三上一男 |
高毬子 (タカマリコ) | 浜三津子 |
西岡慶子 (ニシオカケイコ) | 市子 |
豊田清 (トヨタキヨシ) | 八木正一 |
桜むつ子 (サクラムツコ) | 八木容子 |
桑原幸子 (クワバラユキコ) | 森山由紀 |
三原葉子 (ミハラヨウコ) | 山本花子 |
沼田曜一 (ヌマタヨウイチ) | 正岡兼次 |
八代万智子 (ヤシロマチコ) | 正岡町子 |
世良明 (セラアキラ) | 栗林茂 |
山城新伍 (ヤマシロシンゴ) | 黒田隆 |
賀川雪絵 (カガワユキエ) | 黒田清子 |
鈴木ヤスシ (スズキヤスシ) | 白木巡査 |
長沢純 (ナガサワジュン) | 村井洋 |
左卜全 (ヒダリボクゼン) | 安田老人 |
尾花ミキ (オバナミキ) | 安田まさみ |
南利明 (ミナミトシアキ) | 島田登 |
應蘭芳 (オウランファン) | 島田弓枝 |
三笠れい子 (ミカサレイコ) | ますみ |
葵三津子 (アオイミツコ) | ホステスA |
中原かおる (ナカハラカオル) | ホステスB |