映画検索
作品詳細
続社長繁盛記
(原題:Five Gents and a Chinese Merchant)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。高山物産の社長圭太郎は社員の心身にわたる若返り策をとって、ハッスルしていたが、内心はいささかうんざりしていた。秘書の田中は少林寺拳法に凝って、若い肉体を鍛練していたが、圭太郎の身体には、度を越した“若さ”は無理だった。ある日、総務部長有賀の発案で、社員の体力テストをやることに決った。圭太郎は自ら若返り策をとった手前、いささか老化の兆しの現われた身体にむち打って、体力テストのために一夜漬けの稽古をやった。その甲斐があったのか、テストの日に、握力、反復横トビ、ジグザグドリブル、千五百メートル急歩などで年齢以上の好成績をあげてごきげん。ところが翌日、圭太郎は妻厚子の父伝之助の持ち物である古い発電所を明治村に寄贈する式に出席した時、地鎮祭のクワ入れをやろうとして倒れてしまったのだ。圭太郎はその日、美人マダム秋子と浮気旅行をしようとしていただけにガックリ。厚子の貼ってくれるはり薬を身体中につけながらひとりベットに伏すはめになった。一方、田中はめぐみに婚約者がいると知って意気銷沈し、下宿先である本庄部長の妻夏代を心配させていた。身体の回復した圭太郎は、以前から課題になっていた船舶用レーダーを四国の今治造船に売り込むため、自ら四国に乗り込むことにした。その四国行に厚子も同行すると言い出したため、圭太郎は驚いた。せっかくの浮気のチャンスがなくなるからだ。厚子に頭の上らない圭太郎は、ともかくも四国に向った。そして圭太郎は今治造船にレーダーを売ることに成功し、また、香港バイヤー范に欺されたと誤解していた第二営業部長赤間も、范の製品が売れ出したことでほっと安心した。また、田中はめぐみとあい、婚約者がいるというのは嘘と知って大喜び。昼下りの日比谷公園で二人のデートする姿が見られた。
■解説
「社長繁盛記」のトリオの笠原良三がシナリオを執筆し、松林宗恵が監督、長谷川清が撮影を担当した“社長”シリーズ第二十八作目。
1968年2月24日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1968)
■スタッフ
監督 | 松林宗惠 (Shue Matsubayashi) |
---|---|
脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 長谷川清 (ハセガワキヨシ) |
美術 | 植田寛 |
音楽 | 宮川泰 (ミヤガワヒロシ) |
録音 | 西川善男 (ニシカワヨシオ) |
照明 | 石井長四郎 (イシイチョウシロウ) |
編集 | 岩下廣一 (Koichi Iwashita) |
スチル | 吉崎松雄 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
森繁久彌 (Hisaya Morisige) | 高山圭太郎 |
久慈あさみ (クジアサミ) | 高山厚子 |
松本めぐみ (マツモトメグミ) | 高山典子 |
池戸良子 | 高山照子 |
宮口精二 (Seiji Miyaguchi) | 柿島伝之助 |
三條利喜江 (サンジョウリキエ) | 柿島勝子 |
小林桂樹 (Keiju Kobayashi) | 本庄建一 |
司葉子 (Tsukasa Yoko) | 本庄夏代 |
宮岡裕之 (ミヤオカヒロユキ) | 本庄和男 |
英百合子 (ハナブサユリコ) | 本庄まつの |
黒沢年雄 (Toshio Kurosawa) | 田中徹 |
酒井和歌子 (Sakai Wakako) | 中山めぐみ |
岡田可愛 (オカダカワイ) | 中山はるみ |
谷啓 (Kei Tani) | 赤間仙吉 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 有賀勉 |
小沢昭一 (Shoichi Ozawa) | 范平漢 |
浜木綿子 (ハマユウコ) | 秋子 |
河津清三郎 (カワヅセイザブロウ) | 江尻庄吾 |
桐野洋雄 (キリノナダオ) | 江尻修 |
中村伸郎 (ナカムラノブオ) | 藤川 |
沢井桂子 (サワイケイコ) | 小花 |
佐田豊 (サダユタカ) | 守衛 |
勝部義夫 (カツベヨシオ) | 記録員A |
権藤幸彦 | 記録員B |
浦山珠実 (ウラヤマタマミ) | とき子 |
堺左千夫 (サカイサチオ) | ボーイ |
石田茂樹 (イシダシゲキ) | 幹部社員 |