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作品詳細

  • 喜劇 夫婦善哉

    (原題:The Love Birds)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

大阪の化粧品問屋の一人息子柳吉は、楽天的な遊び人で妻子がありながら、芸者蝶子と深い仲になっていた。父の柳平はそんな柳吉に呆れ、勘当してしまった。だが柳吉は、これ幸いと蝶子の家に転り込み、二人で新世帯を張った。情の深い蝶子はそんな柳吉のために芸者をやめ、ヤトナ稼業に精を出すのだった。ある日、柳吉は友人の隅田から、妹の筆子が養子を迎えると知らされた。それは柳吉の廃嫡を意味した。一度は財産を分けてもらおうとした柳吉だが、もともと、店を継ぐことはあきらめてもいたので、筆子から三百円貰うと、それを元手に、「関東煮屋・蝶柳」を飛田の一画に開店した。しかし、店が軌道に乗って蝶子も喜んでいた矢先、柳吉は大病にかかった。ぐうたらな柳吉も見舞いに来た自分の娘久子を見ると、父親の愛情を覚えるのだった。やがて退院した柳吉は温泉に療養に出かけたが、蝶子はその費用を作るため、身を粉にして働かねばならなかった。しかし、蝶子は元気な姿で戻った柳吉を見た時、自分の苦労が報われた喜びで思わずうれし涙を流した。一方、柳吉は女給に手を出したりして、蝶子を悲しませていたが、そんな時、柳平が亡くなった。柳吉は父の前で蝶子と晴れて夫婦の名乗りを上げようとしたが、結局、周囲の人は蝶子の入籍を認めなかった。久子と柳吉と、三人で暮したいと願っていた蝶子には打撃だった。ある日、彼女はガス自殺を計った。幸い、蝶子は危ないところで命をとりとめた。そんな蝶子の、切羽つまった気持ちを初めて知った柳吉は愕然として、これからは蝶子に尽そうと、秘かに心に決めるのだった。やがて、その年も終った。蝶子と柳吉は生駒聖天にお参りした。より添う二人の肩に粉雪が静かに舞い落ちていた。



■解説

織田作之助の原作「夫婦善哉」(新潮文庫版)を、森崎東と土井行夫が共同で脚色し、「そっくり大逆転」の土居通芳が監督した人情喜劇。撮影は「夜のひとで」の平瀬静雄。

  • 1968年1月15日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1968)

■スタッフ

監督 土居通芳
脚色 土井行夫 (ドイユキオ) 森崎東 (Azuma Morisaki)
原作 織田作之助
製作 猪股尭
撮影 平瀬静雄 (ヒラセシズオ)
美術 川島泰三 (Taizo Kawashima)
音楽 小川寛興 (Hirooki Ogawa)
録音 服部満洲雄 (ハットリマスオ)
照明 佐野武治 (サノタケジ)
編集 大沢しづ (オオサワシヅ)
スチル 三浦専三

■キャスト

俳優名 役名
藤山寛美 (フジヤマカンビ)  維康柳吉
野川由美子 (Nogawa Yumiko)  蝶子
松本染升 (マツモトセンショウ)  維康柳平
御陵多栄子 (ゴリョウタエコ)  やす江
河村有紀   筆子
平山謹子   久子
中村是好 (ナカムラゼコウ)  種吉
初音礼子 (ハツネレイコ)  お辰
萬代峰子 (ヨロズヨミネコ)  おきん
南田洋子 (Yoko Minamida)  金八
北村英三 (キタムラエイゾウ)  儀平
財津一郎 (ザイツイチロウ)  太市
大泉滉 (オオイズミアキラ)  弥助
曽我廼家一二三 (ソガノヤヒフミ)  安吉
曽我廼家鶴蝶 (ソガノヤツルチョウ)  おかね
長門裕之 (Hiiroyuki Nagato)  隅田
小島慶四郎 (コジマケイシロウ)  借金取り
桂米朝 (カツラベイチョウ)  八掛見
華かおる (ハナカオル)  キヌ子
柳沢真一 (ヤナギサワシンイチ)  ラッキョ
白川淳子 (シラカワジュンコ)  末子
花村美津子 (ハナムラミツコ)  寄宿舎の舎監
石島康代 (イシジマヤスヨ)  宿屋の女中

愛がなんだ









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