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作品詳細

  • 男の勝負 関東嵐

    (原題:Men's Fighting-Kanto Affair)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

大正末期。東京で一旗上げようと九州から上京した竜平は無賃乗車で捕ったのを、三島の顔役貝島弥五郎に助けられたことから、貝島組で山人足として働くことになった。貝島組の山林は鉄道用材として利益を上げていたのだが、これに目をつけたのが大串組で、大串は何かと貝島組と事を構えようとしていた。竜平はそんな中で、不始末ばかりしている貝島の養子猛男の根性を叩き直そうと苦心していた。猛男はかつての貝島の右腕だった犬伏の子で、犬伏は大串組の客分出刃徳の闇討ちに倒れたのである。そんな猛男も、大串が企む山林乗っ取り計画を知って怒り、なじみの遊女夏子の許で喧嘩仕度をした。単身殴り込もうというのだったが、逆に大串らに襲われ、夏子と共に、酒場「菊亭」に逃げ込んだ。そのため、大串は猛男が遊女に足抜きをさせたと詰めより、貝島は窮地に立たされた。それを見た竜平は、自分が指をつめることで始末をつけたのである。この出来事で心を入れかえた猛男は、修業を積むため関東大塔寺一家の五代に連れられて東京に去った。一方、竜平は正式に貝島組の身内になった。「菊亭」の女将お幸はそんな竜平の心意気に惚れ込んでいた。大正十二年九月一日、関東大震災が起った。そのため鉄道用材が大量に必要になった。この機に乗じた大串は、ちょうど病床にいた貝島に山林譲渡書を無理に書かせると、貝島と夏子を斬って放火した。この悪どいやり方に、渡世の義理から大串の言うことを聞いて一度は竜平を襲ったこともある音次郎という男が怒り、猛火の中から貝島を救い出した。しかし、貝島は急を聞いて駆けつけた竜平の腕の中で息を引き取った。ちょうどその時、猛男が五代に伴われて戻って来た。大串組の暴挙を知って、殴り込もうとする猛男だったが、彼は貝島組の二代目を継ぐ大事な身体である。竜平は猛勇を制すると、五代と共に大串組に殴り込んで行った。悽惨な闘いだった。だが、誰も阿修羅のように暴れ回る竜平にかなうはずもなく、大串はその竜平に倒され、出刃徳も五代の刃に倒れていった。すべてが終って警察に連行されていく竜平は、帰るまで待つ、と言うお幸の言葉に顔を輝やかすのだった。



■解説

「博奕打ち 不死身の勝負」の高田宏治がシナリオを執筆し、「兄弟仁義 関東命知らず」の山下耕作が監督した任侠もの。撮影は「銭形平次(1967)」の古谷伸。

  • 1967年9月18日 より

  • 配給:東映
  • 製作国:日本(1967)

■スタッフ

監督 山下耕作 (Kosaku Yamashita)
脚本 高田宏治 (タカダコウジ)
企画 西川幸男 俊藤浩滋 (Koji Shundo) 橋本慶一
撮影 古谷伸 (Osami Furuya)
美術 矢田精治
音楽 菊池俊輔 (キクチシュンスケ)
録音 東城絹児郎 (トウジョウケンジロウ)
照明 金子凱美
編集 神田忠男 (カンダタダオ)
スチール 諸角義雄 (モロヅミヨシオ)

■キャスト

俳優名 役名
村田英雄 (ムラタヒデオ)  鏡竜平
北島三郎 (キタジマサブロウ)  祭文音次郎
菅井一郎 (スガイイチロウ)  貝島弥五郎
近藤正臣 (Masaomi Kondo)  貝島猛男
松内紀夫 (マツウチノリオ)  猛男の少年時代
待田京介 (マチダキョウスケ)  犬伏清
中村錦司 (ナカムラキンジ)  松虫藤吉
桜町弘子 (Hiroko Sakuramachi)  乱菊お幸
橘ますみ (タチバナマスミ)  夏子
小松みどり (コマツミドリ)  お常
鈴木金哉   千代三
佐々五郎 (ササゴロウ)  辰市
田崎潤 (Jun Tazaki)  大串源蔵
遠藤辰雄 (エンドウタツオ)  出刃徳
小田部通麿 (オタベミチマロ)  鳴神新八
加藤浩 (カトウヒロシ)  相撲常
白川浩三郎 (シラカワコウザブロウ)  電話竹
蓑和田良太 (ミノワダ)  立見三郎
高並功   堺憲
那須伸太朗 (ナスシンタロウ)  竹村技官
小島慶四郎 (コジマケイシロウ)  車掌
日高綾子   お紺
池部良 (イケベリョウ)  五代謙作

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