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作品詳細
若社長レインボー作戦
(原題:Operation Rainbow)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。パリ留学から帰った丹下次郎は、マドレーヌ化粧品会社の若社長である。帰国後、新しい経営方針と、七色クリームの売り出しを発表した次郎は、父の伊平から縁談をもち込まれた。相手は大坂の桃井商会の社長の一人娘冴子である。しかし、次郎には意中の娘がいた。大学食堂で働いていた亜紀である。その亜紀が郷里の鳥取に帰ったと知ると、次郎は早速鳥取に向った。途中、次郎は清楚な感じの娘に会い、気を惹かれたが、それが冴子とは知らなかった。鳥取に着いた次郎は亜紀に会ったが、亜紀は次郎がパリ留学中に結婚していた。失意の次郎は帰京すると、七色クリームの計画をレィンボー作戦と名づけ、着々とその実現に精を出し始めた。その頃、マドレーヌ化粧品の柳川専務と、ライバル会社のサンライズ化粧品の吉良が結託して、マドレーヌ乗っ取りを画策していた。一方伊平は、亜紀が既に結婚していると知ると、再び桃井家との縁談を進めていた。次郎は伊平の縁談攻勢に、いまは結婚話よりも仕事が大事だと、単身大阪の桃井を訪れ、冴子との縁談を断った。しかし、冴子が車中で会った清楚な娘だと分ると、次郎も乗り気になった。その次郎に、冴子は自分には将来を誓った恋人がいると告げた。それは次郎の親友英次だった。やがて、新製品発表会の日、七色クリームをつけたマヌカンの顔がただれるという事件が起った。柳川たちが仕組んだのである。苦境に追い込まれた次郎は真相を究明し、柳川とその一派を追い出した。その後、七色クリームの信用は回復し、工場はフル回転を始めた。そして冴子と英次は次郎の手で結ばれ、一方、次郎は当分の間は仕事に没頭しようと思うのだった。
■解説
「若社長大奮戦」の小林久三と吉田剛がシナリオを執筆、「白昼の惨殺」の梅津明治郎が監督した“若社長”シリーズ第二作目。撮影はコンビの加藤正幸。
1967年5月27日 より
- 配給:松竹
- 製作国:日本(1967)
■スタッフ
監督 | 梅津明治郎 (ウメツメイジロウ) |
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脚本 | 吉田剛 小林久三 |
製作 | 升本喜年 |
撮影 | 加藤正幸 (カトウマサユキ) |
美術 | 宇野耕司 (ウノコウジ) |
音楽 | 木下忠司 (キノシタタダシ) |
録音 | 小尾幸魚 (オビサチオ) |
照明 | 中村明 |
編集 | 大沢しづ (オオサワシヅ) |
スチール | 赤井博且 (アカイヒロカツ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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竹脇無我 (Muga Takewaki) | 丹下次郎 |
進藤英太郎 (シンドウエイタロウ) | 丹下伊平 |
早瀬久美 (ハヤセクミ) | 丹下早苗 |
原田糸子 (ハラダイトコ) | 桃井冴子 |
香山美子 (Kayama Yoshiko) | 葉島亜紀 |
亀井光代 (カメイミツヨ) | 白木美也子 |
南道郎 (ミナミミチロウ) | 柳川専務 |
由利徹 (ユリトオル) | 福田部長 |
柳沢真一 (ヤナギサワシンイチ) | 林株式孫長 |
三遊亭歌奴 (サンユウテイウタヤッコ) | 浜中人事課長 |
牟田悌三 (ムタテイゾウ) | 小野寺秘書 |
松山英太郎 (マツヤマエイタロウ) | 最上英次 |
曽我廼家明蝶 (ソガノヤメイチョウ) | 桃井剛造 |
ミヤコ蝶々 (ミヤコチョウチョウ) | 桃井由理江 |
毒蝮三太夫 (ドクマムシサンダユウ) | 葉島雄一 |
花澤徳衛 (ハナザワトクエ) | 白木三吉 |
宗方奈美 (ムナカタナミ) | マダム高子 |
藤村有弘 (Arihiro Fujimura) | 吉良 |
園江梨子 (ソノエリコ) | 藤村ユカリ |
伴淳三郎 (バンジュンザブロウ) | 三上孫七 |
西岡慶子 (ニシオカケイコ) | 蝶奴 |
谷幹一 (タニカンイチ) | 堀寛一 |
大泉滉 (オオイズミアキラ) | 犬山金六 |