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作品詳細

  • さそり(1967)

    (原題:Scorpion)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

スーパーマーケットの経営者野田善平は、名古屋に出張した時ブルーフィルムを見た。それは善平に浮気ごころを起こさせるのに十分であった。その後、一夜のアバンチュールを楽しもうと善平はそこの若い女の映写係ユキを連れ出した。帰京の予定日が来ても、善平は妻に仮病の電話をかけ、ユキとホテルに泊り続けていた。数日後、善平はユキに金を払って帰京した。善平にとってはただの浮気だった。ところが、ユキが善平の後を追って上京してきたことから、善平は結局、彼女を囲い者にしたのだった。彼は、ユキの存在が妻にバレるのを恐れていたが、そんなある日、東京に働いているユキの幼な友達順一が、ユキを訪ねてきたのである。順一がユキのヒモになるのには、大して時間はかからなかった。一方、善平はユキの要求する金額が増えていくので別れる決心をしたが、ユキと順一の仲を知って逆上し、反対に順一に殺されてしまった。それは過失致死ではあったが、あまりのことに茫然自失した二人は一緒に、善平の死体を自殺に装って、逃走した。そして、善平から無心した金が無くなると、ユキは当然のように売春婦にまでなり下がっていった。そんなある日、ユキは客を装っていた刑事に、売春現行犯で逮捕された。だが、初犯のために間もなく釈放された。一方警察では、ユキが善平の死と関係があることを知って秘かに捜査を始めた。ユキと順一は、善平がユキのために借りていたアパートに帰り、管理人に家財道具を売り払ってくれるように頼んだ。その金で二人はまともな生活に入ろうと思ったのだ。しかし警察からユキが戻ったら通報するように言われていた管理人は交番に走った。間もなく警察に留置された二人の訊問が始まった。ユキは黙秘権を行使したまま、何ひとつ言わなかったが気の弱い順一は、自供すれば罪が軽減されると担当官に言われると、殺人はすべてユキのやったことであり、自分はユキのために一生をめちゃくちゃにされたと自供しはじめたのである。やがて、取り調べ室に入ってきたユキは順一の冷たい眼を見たときすべてを察した。そばにあった机の上のペンを握ったユキの手が、順一の顔面を襲った。ユキは順一の眼を潰してしまったのである。床をころげ回る順一を、ユキは冷たく見下していた。



■解説

「あゝ君が愛」の野村芳太郎と「愛の讃歌」の森崎東が共同でシナリオを執筆し、「空いっぱいの涙」の水川淳三が監督した。撮影は「雌が雄を喰い殺す かまきり」の笠川正夫。

  • 1967年5月13日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1967)

■スタッフ

監督 水川淳三 (ミズカワジュンゾウ)
脚本 野村芳太郎 (Yoshitaro Nomura) 森崎東 (Azuma Morisaki)
製作 小角恒雄
撮影 笠川正夫
美術 熊谷正雄 (クマガイマサオ)
音楽 山本直純 (ヤマモトナオズミ)
録音 小林英男 (コバヤシヒデオ)
照明 中田達治 (ナカダタツジ)
編集 杉原よ志 (スギハラヨシ)
スチル 久保哲男

■キャスト

俳優名 役名
佐藤友美 (サトウトモミ)  山根ユキ
石立鉄男 (イシダテテツオ)  荒木順一
伊藤雄之助 (イトウユウノスケ)  野田善平
菅井きん (スガイキン)  善平の妻
露口茂 (ツユグチシゲル)  山下刑事
加藤武 (Takeshi Kato)  井上刑事
牟田悌三 (ムタテイゾウ)  名古屋の男
曽我廼家一二三 (ソガノヤヒフミ)  安田
桜井センリ (サクライセンリ)  管理人
浜田滉   エロ映画の男
比嘉照子 (ヒヨシテルコ)  ガイドガール
金原亭馬の助 (キン)  金井
加賀まりこ (Kaga Mariko)  飲み屋の女
石橋エータロー (イシバシエータロー)  巡査
呉恵美子 (クレエミコ)  善平の娘
水木梨恵 (ミズキリエ)  車中のグラマー
江幡高志 (エバタタカシ)  接待係
大泉滉 (オオイズミアキラ)  ポン引き
荒井千津子 (アライチヅコ)  ミニスカートの女

愛がなんだ









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