映画検索

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック  

作品詳細

  • 情炎(1967)

    (原題:The Affair)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

織子と隆志の結婚生活は初めから破綻していた。というのも、証券会社社長の隆志が織子の美貌を対外的に利用するため妻に迎えただけだからである。隆志は愛人を持ち、週に一度、鎌倉の自宅に戻ってくるにすぎなかった。夫の妹悠子と二人暮しの織子は、五月のある日、円光寺の歌会で彫刻家能登に会った。能登は今は亡き織子の母繁子の情人だった男である。以前は憎んでいた能登にあっても、織子はなぜか懐かしさを感じただけだった。ある日、悠子の開いたパーティの終りに、海辺にドライブした織子は、小屋で土工と情事を楽しむ悠子の姿を見て、激しい性への衝動を感じた。数日後、再び海辺の小屋を訪ねた織子は、その土工に身を任せた。だが性の満足とは逆に、母と同じ自堕落な女になるのではないかという不安が織子を苦しめた。織子は能登を訪ねた。織子の告白に対して能登は、織子は隆志と別れた方が身のためだと忠告した。その後、度々能登と織子は会ったが、二人は決して肉体関係に入ろうとはしなかった。それは、純粋な愛を芽ばえさせ、育てようとする二人の祈りのようなものだった。しかし二人の間に気づいた隆志は、織子に離婚はしないと告げた。二人を苦しめようというのである。その隆志も、織子が身を任せたのは能登ではなく、名も如らない土工だと知ると、誇りを傷つけられ、離婚を承諾した。その頃、能登は自作の巨大な彫刻の下敷になって重傷を負った。下半身麻痺で不能になるかも知れないという。織子はしかし、たとえ不能になっても、愛のない結婚よりは、たとえ不能でも能登との生活が、自分には幸せなのだと堅く信じていた。



■解説

昭和四十一年度上半期直木賞を受賞した立原正秋の原作『白い罌粟』(新潮社刊)を、「女のみづうみ」の吉田喜重が脚色・監督した女の愛の世界を描いた異色作。撮影は「ブワナ・トシの歌」の金宇満司。

  • 1967年5月13日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1967)

■スタッフ

監督 吉田喜重 (Kiju Yoshida)
脚色 吉田喜重 (Kiju Yoshida)
原作 立原正秋
製作 久保圭之介 (クボケイノスケ) 茨常則
撮影 金宇満司 (カナウミツジ)
美術 梅田千代夫 (ウメダチヨオ)
音楽 池野成
録音 加藤一郎 (カトウイチロウ)
照明 海野義雄 (ウンノヨシオ)
編集 太田和夫 (オオタカズオ)
スチル 長谷川六吉

■キャスト

俳優名 役名
岡田茉莉子 (Mariko Okada)  織子
南美江 (ミナミヨシエ)  繁子
菅野忠彦   古畑隆志
しめぎしがこ   悠子
木村功 (キムライサオ)  能登光晴
高橋悦史 (タカハシエツシ)  労務者

愛がなんだ









ユナイテッド・シネマ 最新映画を自動更新でご紹介!