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作品詳細
夕陽が泣いている
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。フリーのバンドマン健次は仕事を探し歩いていたが、ロクなものはなかった。仲間の信一や正夫も同様だった。そんな時、音楽好きの警官秀夫と知り合った健次たちは、忽ち意気投合してバンドを結成することになったが、楽器を買う金が問題だった。たまたま、父が馬の調教師だったことから競馬に明るい健次が、大金を把むことに成功し、楽器を揃えることができた。そこでバンドの指導を頼もうと一流のギタリスト伊吹を訪ねた健次たちは、あっさり断わられたが、伊吹の妹洋子と知り合った。洋子はマネージメントの仕事がしたいのと、健次たちの熱心さにうたれたのとで彼らに協力を約束した。健次のギターをリーダーに、警官をやめた秀夫たちは本格的な練習を開始し、そのうちに伊吹も健次たちの努力を認めて激励するのだった。そして、伊吹のバンドが事故で出演不能になった時、健次たちは代りにクラブの「エスカイア」に出演し、その腕を認められたのである。新しい感覚を持つバンドとして注目された健次たちは、しかし、伊吹が健次の身替りとなってやくざに刺され負傷したことから、バンドを解散しなければならなくなった。団員たちはバラバラになって地方に散っていった。ある日、健次は旅先で偶然に伊吹のレッドソックスにいた小池に会い、旅のつれづれに作曲した楽譜を渡した。それを東京で手にした伊吹は、健次の曲を認めてスパイダースに演奏を頼んだが、それが大ヒットとなった。洋子の手紙でそれを知った健次や秀夫たちは早速上京した。そしてヒット記念のパーティ会場でスパイダースと競演した健次たちのバンドはヤング・アンド・フレッシュと伊吹によって命名され、再出発することになった。それを誰よりも喜んでいたのは、米国留学の決った洋子だった。
■解説
「アジア秘密警察」の山崎巌がシナリオを執筆し、「星のフラメンコ」の森永健次郎が監督したアクションもの。撮影は「不死身なあいつ」の山崎善弘。
1967年5月20日 より
- 配給:日活
- 製作国:日本(1967)
■スタッフ
監督 | 森永健次郎 (モリナガケンジロウ) |
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脚本 | 山崎巌 (ヤマザキガン) |
企画 | 笹井英男 (ササイヒデオ) |
撮影 | 山崎善弘 (ヤマザキヨシヒロ) |
美術 | 千葉和彦 (チバカズヒコ) |
音楽 | 浜口庫之助 (ハマグチクラノスケ) |
録音 | 福島信雅 (フクシマノブマサ) |
照明 | 高島正博 (タカシママサヒロ) |
編集 | 井上治 (イノウエオサム) |
スチル | 萩野昇 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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和泉雅子 (イズミマサコ) | 伊吹洋子 |
山内賢 (Ken Yamauchi) | 山田健次 |
和田浩治 (ワダコウジ) | 新庄秀夫 |
杉山元 (スギヤマゲン) | 野村信一 |
木下雅弘 (キノシタマサヒロ) | 吉川正夫 |
ザ・スパイダース (The Spiders) | スパイダース |
横内章次 (ヨコウチショウジ) | 伊吹毅 |
榎木兵衛 (Hyoe Enoki) | 赤間 |
市村博 (イチムラヒロシ) | シゲ |
志摩ちなみ (シマチナミ) | 笠原明子 |
椿麻里 (ツバキマリ) | 水戸こずえ |
杉江弘 (スギエヒロシ) | 小池 |
ザ・トニーズ | レッド・ソックス |
菊田一郎 (キクタイチロウ) | 佐伯 |
神山勝 | 支配人 |
長弘 (チョウヒロシ) | 医師 |
紀原土耕 | 信造 |
鴨田喜由 | 教授 |
井東柳晴 (イトウ) | 細川 |
衣笠真寿男 (キヌガサマスオ) | 先輩社員 |