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作品詳細
喜劇 駅前満貫
(原題:Mahjong Madness)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。このところ、バカに景気のよい“駅前”通りの裏手に陣どっているマージャン屋、満貫荘では、大きなパイを型どった看板をぶらさけ、大繁昌であった。主人徳之助は派手なジャンパーを着てイキがってはいるものの、女房の景子には頭が上らず浮気も出来なかった。近所にはミカン売場の孫作とアイデア・センターの次郎らの悪友連がいた。次郎は人工胸毛など、何かと珍妙な新製品を発明してひとりエツに入ってはいたが、いつも失敗ばかりで、そのつど出資者の孫作をヒヤリとさせた。そんな時、グッと艶っぽい染子が女ぐせの悪い亭主三平にアイソをつかし、旧友の景子の所に転がりこんできた。こうなると主人徳之助を始め店の常連の目つきもオカシクなってくるというもの。一方亭主の三平は、昔の主人孫作の口ききで次郎の事務所で働くことになったが、バーのホステス鹿子に熱をあげ始めた。この頃から満貫横丁では大騒動が続出した。ある晩、三平と鹿子のバーで一夜を明かす破目になった徳之助が、翌朝イヤというほど景子にシゴかれたり、三平は三平で彼ら夫婦の仲人孫作とその妻駒江に、不品行をナジられたり、といった有様だった。さて次郎は携帯用マージャン機械の発明の資金ほしさに景子の所に行ったが、次郎と染子を−−と計画していた景子は次郎を染子の部屋に閉じ込めてしまった。だが次郎は恋人千代子を想いワナにかからないようガンバルのだった。そうこうするうちに三平も鹿子に捨てられ、クラブのボーイにまで身を落とし、そこへ呑みにきた徳之助を驚かせた。やがて次郎の携帯マージャン機が完成したが、例によって失敗−−。だが千代子が実家から工面してきた資金を元に改良し、みごとに新製品の特許を得て香港に売りこんで大モウケをした。三平と染子も、もとのサヤにおさまり、すべてがメデタク大満貫であった。
■解説
前作「喜劇 駅前競馬」のコンビ、藤本義一がシナリオを執筆し、佐伯幸三が監督した、シリーズもの第十八作目。撮影は「喜劇 駅前番頭」の黒田徳三が担当した。
1967年1月14日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1967)
■スタッフ
監督 | 佐伯幸三 (サエキコウゾウ) |
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脚本 | 藤本義一 (フジモトギイチ) |
製作 | 佐藤一郎 (Ichiro Sato) 金原文雄 (キンバラフミオ) |
撮影 | 黒田徳三 |
美術 | 小島基司 (コジマモトジ) |
音楽 | 松井八郎 (マツイハチロウ) |
録音 | 原島俊男 (ハラシマトシオ) |
照明 | 比留川大助 (ヒルカワダイスケ) |
編集 | 諏訪三千男 (スワミチオ) |
スチル | 大谷晟 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
森繁久彌 (Hisaya Morisige) | 森田徳之助 |
フランキー堺 (Franky Sakai) | 坂井次郎 |
伴淳三郎 (バンジュンザブロウ) | 伴野孫作 |
三木のり平 (ミキノリヘイ) | 松木三平 |
山茶花究 (サザンカキュウ) | 山本久造 |
淡島千景 (Chikage Awashima) | 景子 |
池内淳子 (Ikeuchi Junko) | 染子 |
乙羽信子 (Otowa Nobuko) | 駒江 |
野川由美子 (Nogawa Yumiko) | 鹿子 |
松山英太郎 (マツヤマエイタロウ) | 徳一 |
北浦昭義 (キタウラアキヨシ) | 桜井 |
松尾嘉代 (マツオカヨ) | 松田千代子 |
横山道代 (Michiyo Yokoyama) | バーのママ |
金子勝美 (カネコカツミ) | バーのホステス |
正司歌江 (ショウジウタエ) | バーのホステス |
正司照枝 (ショウジテルエ) | バーのホステス |
正司花江 (ショウジハナエ) | バーのホステス |
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