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作品詳細
エレキの若大将
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。京南大学対西北大学のアメリカン・フットボール対抗試合は、若大将田沼雄一の奮闘もむなしく、青大将石山の作戦無視のために京南大学が敗れた。やがて卒業期となり、後任の主将に雄一が選ばれた。部員を売収して、なんとか主将の地位を得ようとしていた石山は、部員を相手に大荒れしたが、中にわってはいった雄一のとりなしでおさまり、仲直りのパーティが開かれた。その帰途、石山の運転する車が、ライトバンと衝突し、ライトバンに乗っていた若い女澄子は気絶してしまった。石山は一緒に乗っていた雄一を拝みたおし身代りをたのみ、雄一は事故を示談にして解決した。しかし車の修理代を父親に断られた石山は大弱り。仕方なく雄一の発案でテレビのエレキ合戦に出て賞金を稼ごうということになった。ところが、いざ本番となってエレキのメンバーが一人足りず、近所のソバ屋の出前持ちでエレキ狂の隆を誘って仲間入りをさせた。雄一と隆のギターは冴え、不良バンド赤田の脅迫にもめげず、見事優勝した。ところが、その夜赤田を応援に来ていた令嬢路子や澄子らとともにクラブに行った雄一は、うさ晴らしにきた赤田とふとしたことがら喧嘩し大乱闘となり、警察沙汰になって一カ月の停学処分になってしまった。おまけに赤田は雄一の家業のすきやき屋「田能久」が融資をたのんだ銀行の頭取りの息子で、融資は差しどめになってしまった。怒った雄一の父久太郎は雄一に勘当をいいわたした。一方、隆はエレキ合戦の審査員をしていたプロモーター石原和子に認められ、雄一とともに日光へ演奏旅行へ出かけた。そんな時、澄子は石山をだまして交通事故の真相を聞き、誤解をあやまろうと、日光へ向った。ところが、石山をだましたことをとがめられた澄子は、ふてくされて東京へ帰った。が、そのころ東京では「田能久」が営業不能になり、家族はマンションに引っこしていた。帰ってこれを知った雄一は、隆の協力を得てエレキバンドを再編成して「田能久」再建の資金を稼いだ。この雄一の努力で見事「田能久」は再建された。再建祝賀パーティの夜今は仲直りした石山と雄一の顔は底抜けに明るかった。
■解説
「馬鹿と鋏」の田波靖男がシナリオを執筆、「恐怖の時間」の岩内克己が監督した“若大将”シリーズ第六作目。撮影は「血と砂」の西垣六郎。
1965年12月19日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1965)
■スタッフ
監督 | 岩内克己 (イワウチカツキ) |
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脚本 | 田波靖男 (タナミヤスオ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 西垣六郎 (ニシガキロクロウ) |
美術 | 竹中和雄 (タケナカカズオ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 吉沢昭一 (ヨシザワショウイチ) |
照明 | 平野清久 (ヒラノキヨヒサ) |
編集 | 黒岩義民 |
スチール | 石月美徳 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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加山雄三 (Yuzo Kayama) | 田沢雄一 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 田沢久太郎 |
中真千子 (ナカマチコ) | 田沢照子 |
飯田蝶子 (イイダチョウコ) | 田沢りき |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 石山新次郎 |
高田稔 (タカダミノル) | 石山剛太郎 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 江口 |
星由里子 (Hoshi Yuriko) | 星山澄子 |
芝木優子 | 秋山悦子 |
松原光子 (マツバラミツコ) | 大町英子 |
丘照美 (オカテルミ) | 由紀子 |
金子富美子 (カネコトミコ) | 幸江 |
松本めぐみ (マツモトメグミ) | 規子 |
寺内タケシ (テラウチタケシ) | 隆 |
ジェリー藤尾 (ジェリーフジオ) | 赤田 |
北あけみ (キタアケミ) | 松原路子 |
上原謙 (ウエハラケン) | 松原の父 |
久慈あさみ (クジアサミ) | 石原和子 |
内田裕也 (Yuya Uchida) | 司会者 |
山本清 (ヤマモトキヨシ) | 笹野 |
勝部義夫 (カツベヨシオ) | 安原 |
二瓶正也 (ニヘイマサナリ) | 仁科 |
黒沢年雄 (Toshio Kurosawa) | 井沢 |
井上紀明 (イノウエノリアキ) | 足立 |
内山みどり (ウチヤマミドリ) | とみ子 |
伊原徳 (イハラトク) | 六さん |
大前亘 | 青年A |
佐竹弘行 (サタケヒロユキ) | 青年B |
小松英三郎 (コマツエイザブロウ) | 青年C |