映画検索

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック  

作品詳細

  • 恐山の女

    (原題:An Innocent Witch)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

津軽海峡に臨んだ貧しい漁村に生まれたアヤ子は、タラ釣り船に乗っていた兄を海で亡くし、漁師の父松吉が病気で稼げなくなると当然のことのように、大浦の町の遊廓「七福」に売られていった。それから数日、アヤ子は町一番の材木間屋の主人山村勘助に水揚げされた。そしてまた幾日かたったある夜、アヤ子は戸田勘二郎という童貞の客をあげた。荒い気性ではあったが、ひたむきで純情な勘二郎にアヤ子は惹かれていった。だがこの勘二郎は、他家に養子にいったため姓はかえていたが、水揚げされた山村勘助の息子であった。これを知った勘二郎はさすがにいたたまれず、アヤ子から遠ざかっていった。そして春も終るある日「二年まってくれ」と言い残して勘二郎は入隊し、戦火の大陸へ旅立っていった。勘二郎が出征した後も、勘助はアヤ子のもとに連日のように通ってきた。アヤ子はそんな勘助に憎悪を感じながらも身体は強烈な官能の歓びを忘れられなくなっていた。が、ある夜、勘助はアヤ子の床の中で死んだ。この事件は忽ち町中にひろがり、アヤ子は男殺しの女として町中の嘲笑を買った。またそんなアヤ子の悲しみに追いうちをかけるように、憲兵が勘二郎の戦死を告げた。数日後、山村勘助、勘二郎を墓参したアヤ子は、そこで勘助の長男勘一に逢った。それからというものは勘一は世間の噂に反発して、アヤ子の常連となった。−−夏。アヤ子は勘一と海岸に遊び楽しい一時を過した。しかしそんな小さな幸福もつかの間、勘一は、ある夜軍用トラックにはねとばされて死去した。親子三人が同じ女に絡みあって死んだ因果は町中の噂になり、アヤ子は不吉な女として敬遠されるようになった。行者は「恐ろしい魔性がアヤ子についている……」と口々にささやき、悪霊退散のためと、アヤ子を恐山の奥の院、人里離れた仏ケ浦に連れて行き、呪文をとなえながらアヤ子を杖で打った。やがてアヤ子は失神し、そのまま安らぎの色を顔にうかべて死んでいった。−−アヤ子の母キクノは今日も、因果な死をとげた娘アヤ子の死霊を、巫女の口寄せで呼びだし、涙にむせぶのであった。



■解説

小川元の原作“霊場の女”を、「かあちゃん結婚しろよ」の堀江英雄が脚色、「100万人の娘たち」の五所平之助が監督した風俗もの。撮影もコンビの篠村荘三郎。

  • 1965年10月30日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1965)

■スタッフ

監督 五所平之助 (Heinosuke Gosho)
脚色 堀江英雄 (ホリエヒデオ)
原作 小川元
企画 フレンド・プロ
製作 島津清 (シマヅキヨシ)
撮影 篠村荘三郎 (シノムラソウザブロウ)
美術 平川透徹 (ヒラカワトウテツ)
音楽 芥川也寸志 (アクタガワヤスシ)
録音 空閑昌敏
照明 鈴賀隆夫
編集 池田貞子 (イケダサダコ)
スチル 久保哲男

■キャスト

俳優名 役名
吉村実子 (ヨシムラジツコ)  大島アヤ子
菅井きん (スガイキン)  母キクノ
吉田義夫 (ヨシダヨシオ)  父松吉
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)  山村勘助
川崎敬三 (カワサキケイゾウ)  山村勘一
寺田農 (Minori Terada)  戸田勘二郎
中村是好 (ナカムラゼコウ)  「七福」の主人小助
中北千枝子 (ナカキタチエコ)  女将芳枝
伊藤幸子 (イトウコウコ)  娼妓いろは
富永美沙子 (トミナガミサコ)  娼妓君香
石井トミコ (イシイトミコ)  娼妓千代菊
浦辺粂子 (ウラベクメコ)  下働きの女おみね
東野英治郎 (Eijiro Tono)  行者
諸角啓二郎 (モロズミケイジロウ)  憲兵軍曹
田武謙三 (タブケンゾウ)  周旋屋杉田

愛がなんだ









ユナイテッド・シネマ 最新映画を自動更新でご紹介!