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作品詳細

  • 掏摸(すり)(1965)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

下谷界隈では清水一家と巾着屋一家がスリの縄張り争いをしていた。ある日清水組の乾分半太がすった財布を、見事すり返した男がいる。裏町で仕立屋をする銀次だ。そのすご腕に惚れた半太の誘いで、銀次は女親分清水熊に会った。やがて玄人のスリになった銀次は、縁日の日、ある親娘連れから財布をすった。この財布が銀次の運命を狂わせるのも知らず……。銀次のスリ行脚は増々激しくなっていった。老剣士桃井半蔵から印篭をする賭けをしたり、スリルに銀次は陶酔していった。ある日、半太とスリ行脚をする銀次は、縁日の日に自分がすった男の娘に会い、後を追った。娘の名はおさよといい、父は役人であったが、縁日にすられた財布がもとで病いに伏していると語った。銀次は思いあたるところがあった。巾着屋のスリ濡れ燕の健と刑事山川が必死に銀次の後をつけているのだ。あの財布の中味はよほど重要なものが入っていたにちがいない。銀次は中身も見ずに半太に呉れたのを悔んだ。一方半太はその中にあった一万円の受領書をネタにおさよの父牧村をゆすっていた。受領書は工事入札に関する監督局の汚職の証拠であったのだ。その後牧村は局長から不始末を叱責され自殺して果てた。葬式を出した傷心のおさよを、銀次は何とか救うため、あの日の財布を持っている半太を訪ね、半太から受領書をネタに、牧村をゆすったことを聞き、後悔の念にかられた。一方おさよは、次第に銀次に惹かれていった。事情を知った半太は、銀次と監督局を訪ね局長に受領書を示した。山川刑事は監督局汚職を摘発したが、仕立屋銀次の現行犯は遂にあげることが出来ず、銀次は、おさよの面影を胸に旅に出るのだった。



■解説

「桃太郎侍(1963)」の八尋不二がオリジナル・シナリオを執筆、「雲を呼ぶ講道館」の弓削太郎が監督した明治もの。撮影もコンビの宗川信夫。

  • 1965年10月16日 より

  • 配給:大映
  • 製作国:日本(1965)

■スタッフ

監督 弓削太郎 (ユゲタロウ)
脚本 八尋不二 (ヤヒロフジ)
企画 八尋大和
撮影 宗川信夫 (ムネカワノブオ)
美術 仲美喜雄 (ナカミキオ)
音楽 池野成
録音 渡辺利一 (ワタナベトシカズ)
照明 泉正蔵
編集 中静達治
スチル 椎名勇

■キャスト

俳優名 役名
本郷功次郎 (ホンゴウコウジロウ)  仕立屋銀次
渡辺鉄弥 (ワタナベテツヤ)  半太
高田美和 (タカダミワ)  おさよ
早川雄三 (ハヤカワユウゾウ)  牧村剛平
久保菜穂子 (クボナオコ)  清水熊
内田朝雄 (Asao Uchida)  大河卓造
成田三樹夫 (ナリタミキオ)  巾着屋勝蔵
仲村隆   陣族の新助
真城千都世 (マキチトセ)  おいらん小市
志保京助   細目の安
星ひかる (ホシヒカル)  おとなしやの吉
滝田裕介 (タキタユウスケ)  濡れ燕の健
中原健 (ナカハラケン)  隼のサブ
森一夫 (モリカズオ)  ちょぼ一
美川陽一郎 (ミカワヨウイチロウ)  山川
浜村純 (ハマムラジュン)  桃井半蔵
津田駿   ほうずき売り
佐々木正時   親爺
三角八郎 (ミスミハチロウ)  落語家の客
松村若代 (マツムラワカヨ)  老婆
川澄節子 (カワズミセツコ)  お花
泉かおる (イズミカオル)  お竹
大川千恵子 (オオカワチエコ)  おきく
小山内淳   遊人風の男
森矢雄二 (モリヤユウジ)  秘書課員
武江義雄   目玉の松
南堂正樹   でく政
杉森麟 (スギモリリン)  鼻万
喜多大八 (キタダイハチ)  ズドン熊
一条淳子 (イチジョウジュンコ)  人形の春
米沢富士雄 (ヨネザワフジオ)  もろぬき
今井荘一郎 (イマイソウイチロウ)  仲兵衛
三夏伸   天助
中谷勲   ぴん
佐原新治 (サハラシンジ)  からみの鉄
後藤武彦   だいがら
甲千鶴   めんちり
有島圭子 (アリシマケイコ)  てく花
小杉光史 (コスギコウジ)  掏られている紳士
小島美沙  
赤沢未知子  
沖良子 (オキ) 
及川弘子 (オイカワヒロコ) 
光実千代  
松浦いづみ (マツウライヅミ) 
高見貫   善助
真杉美智子   甘酒屋の女
藤野千佳子 (フジノチカコ)  甘酒屋の女
大庭健二 (オオバケンジ)  ナゲシ解のスリ
花布洋   ナゲシ解のスリ
加藤雅子 (カトウマサコ)  帯を解かれる女
北川裕   牧村の給仕
穂積明 (ホヅミアキラ)  巾着屋の子分
原田玄 (ハラダゲン)  立会人
石黒三郎 (イシグロサブロウ)  大河局長の秘書
皆川福之助   馬鹿初

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