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作品詳細

  • 血と海

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

志摩半島の突端、英虞湾に面した静かな漁村にナミの家があった。六十を過ぎたトマばあさんを中心に、母親のクラ、姉のサキといずれも女ばかりの四人家族だ。トマは高齢とはいえ村一番の海女頭として元気にふるまい、ナミも立派な海女に成長して、男手を海で失った一家は、もっぱらトマとナミの働きで生計をたてていた。ところが長女のサキは生れつきの精神薄弱で、村の人の誰もが相手にしようとはしなかった。一方のナミは、その健康で美しい肢体のせいか村の若者たちの人気を一手に集めていた。なかでも漁夫庄作はナミに首ったけで、日夜それとなくナミをデートに誘った。しかしナミは、漁業組合に勤めるイトコの雄司と恋愛中で、庄作の誘いを素気なく断っていた。また、そのころナミは、ふとしたことでトマと口論して、すっかりへそを曲げて海女をやめ、楽な養殖真珠の仕事にくらがえしていた。一方島では不漁による漁民の慢性的な窮乏を反映してか、魚網泥棒が横行して村人たちをなやませていた。そしてある日、庄作はこの泥棒をつかまえようと深夜浜に出たが、逆に泥棒のために、どこへともなく連れ去られてしまった。そうとは知らず、造船所に庄作を訪ねたサキは、そこにたむろしていた万吉、守、兼吉らにだまされて犯されてしまった。数日後、帰ってきた庄作は、ナミをあきらめてサキと結婚することを決意した。その晩、庄作と二人だけの一時を楽しんでいたサキは、真珠泥棒をする万吉、守、兼吉をみつけ、駐在所につき出して、つもるうらみをはらした。そしてある日、老齢のトマは心臓まひでこの世を去った。サキは庄作と結婚し、浜辺には青年たちの視線を一身にあつめ自ら写真のモデルをかってでたナミのモンロー・ウォークでデモる姿があった。



■解説

早船ちよの原作“母系の海”を、「愛と死をみつめて」の八木保太郎が脚色、「未成年」の野村孝が監督した青春もの。撮影は「落葉の炎」の間宮義雄。

  • 1965年10月1日 より

  • 配給:日活
  • 製作国:日本(1965)

■スタッフ

監督 野村孝 (ノムラタカシ)
脚色 八木保太郎 (ヤギヤスタロウ)
原作 早船ちよ
企画 大塚和 (オオツカカノ)
撮影 間宮義雄 (マミヤヨシオ)
美術 松井敏行 (マツイトシユキ)
音楽 伊部晴美 (イベハルミ)
照明 吉田協佐
編集 鈴木晄 (スズキアキラ)
スチル 坂東正男 (バンドウマサオ)

■キャスト

俳優名 役名
三好久子 (ミヨシヒサコ)  トマ
佐々木すみ江 (ササキスミエ)  クラ
小石真喜   サキ
和泉雅子 (イズミマサコ)  ナミ
伊東精子 (イトウセイコ)  陽子
伊藤るり子 (イトウルリコ)  ゆう子
川口道江 (カワグチミチエ)  ちづ子
山中康司   庄作
浜田光夫 (Mitsuo Hamada)  雄司
高島稔 (タカシマミノル)  券吉
うえずみのる  
佐藤正三郎   秀一
平田大三郎 (ヒラタダイザブロウ)  太郎
神田時枝 (カンダトキエ)  ハマ
森川久美子 (モリカワクミコ)  マツ
高田栄子 (タカダエイコ)  トシ
佐川明子 (サガワアキコ)  キミ
村田寿男   文吉
紀原土耕   志摩屋主人
高山千草 (タカヤマチグサ)  志摩屋おかみさん
峰三平 (ミネサンペイ)  漁夫惣五郎
澄川透 (スミカワトオル)  漁夫喜三郎
玉村駿太郎 (タマムラシュンタロウ)  漁夫政治郎
糸賀靖雄   バス会社の職員
新田昌玄 (ニッタショウゲン)  青海静男
榎木兵衛 (Hyoe Enoki)  漁師
荒井岩衛   漁師
伊豆見雄 (イズミユウ)  漁師
伊藤浩 (イトウヒロシ)  漁師

愛がなんだ









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