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作品詳細
若草物語(1964)
(原題:Four Young Sisters)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。若い後妻を持った勇造に気づかって、高村家の由紀、しずか、チエ子の三人姉妹は秘に伊丹空港から長姉早苗の嫁先へ家出を決行した。美しい三人の前には早くも、羽田空港でポルシェを運転する青年が近づいた。末娘の現代っ子チエ子につられて、三人は車で早苗の団地にやって来た。狭い団地生活に、早苗は仕方なく貯金を出して、三人のためにアパートを貸りてやった。由紀としずかはデパートに、チエ子は試験に落ちて姉に内緒でアルサロ勤めを始めた。だが、いたずらに飲んだお酒がバレて、即日やめさせられる始末だ。そんなある日、由紀は幼馴染の矢坂次郎に会った。次郎はTVニュースのカメラマンであった。お互いに成長した姿を見た二人は、胸のときめきを感じた。その日から次郎は、時々アパートを訪れて姉妹と親しくなった。ある日三人姉妹と次郎それにチエ子の友達の健吉らは、スキーに出かけたが途中次郎は取材で由紀たちと別れた。淋しい思いをしていた由紀の前に偶然ポルシェの男、野沢圭一が現われ、四人を別荘に招待した。三人が帰京した翌日、勇造が妻弘子と喧嘩をしてやって来た。激しくののしって追い帰した由紀に、しずかは怒りを感じて次郎のアパートに走った。とまどう次郎は、しずかを下宿に置くと取材に出ていった。心配して次郎に相談に来た由紀は、しずかを見て嫉妬を感じた。旅行から帰った次郎は由紀に愛情を告白した。だがそんな由紀の前に、圭一がしばしば現われるようになった。豪華な雰囲気をもつ圭一に、由紀は巨絶出来ないものを感じていた。しずかはそんな由紀の態度に怒りを覚えた。数日後、由紀は圭一と婚約した。次郎は、慰めるしずかに「由紀ちゃんの気持は解る」と話して、酒をあをった。由紀が新婚旅行に発つ日、旅立つ次郎の跡を追うしずかの美しい青春の姿があった。
■解説
「風と樹と空と」の三木克巳がオリジナル・シナリオを執筆、「ああ青春の胸の血は」の森永健次郎が監督した青春もの。撮影もコンビの松橋梅夫。
1964年12月31日 より
- 配給:日活
- 製作国:日本(1964)
■スタッフ
監督 | 森永健次郎 (モリナガケンジロウ) |
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脚本 | 三木克巳 (ミキカツミ) |
企画 | 坂上静翁 |
撮影 | 松橋梅夫 (マツハシウメオ) |
美術 | 横尾嘉良 (ヨコオヨシナガ) |
音楽 | 崎出伍一 |
録音 | 高橋三郎 (タカハシサブロウ) |
照明 | 森年男 (モリトシオ) |
編集 | 井上治 (イノウエオサム) |
スチール | 井本俊康 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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芦川いづみ (アシカワイヅミ) | 瀬川早苗 |
浅丘ルリ子 (Asaoka) | 高村由紀 |
吉永小百合 (Sayuri Yoshinaga) | 高村しずか |
和泉雅子 (イズミマサコ) | 高村チエコ |
浜田光夫 (Mitsuo Hamada) | 矢坂次郎 |
杉山俊夫 (スギヤマトシオ) | 山本和雄 |
和田浩治 (ワダコウジ) | 野沢圭一 |
山内賢 (Ken Yamauchi) | 河野健吉 |
伊藤雄之助 (イトウユウノスケ) | 高村勇造 |
東恵美子 (アズマエミコ) | 高村弘子 |
清水将夫 (シミズマサオ) | 野沢章二郎 |
高野由美 (タカノユミ) | 野沢路子 |
田代みどり (タシロミドリ) | 野沢まゆみ |
井東柳晴 (イトウ) | 今村多平 |
早川由記 (ハヤカワユキ) | 今村ふみ |
内藤武敏 (ナイトウタケトシ) | 瀬川宏一 |
桂小かん (カツラコカン) | 勝又 |
天坊準 | 加藤 |
進千賀子 (シンチカコ) | 京子 |
川口道江 (カワグチミチエ) | よし子 |
和田悦子 (ワダエツコ) | 和子 |
糸賀靖雄 | ニュース社の同僚A |
織田俊彦 (オダトシヒコ) | ニュース社の同僚B |
浜口竜哉 | ニュース社の同僚C |
井田武 (イダタケシ) | ニュース社の同僚D |
押見史郎 (オシミシロウ) | ニュース社の同僚E |
石丘伸吾 (イシオカシンゴ) | サラリーマンA |
露木護 (ツユキマモル) | サラリーマンB |
有村道宏 (アリムラミチヒロ) | サラリーマンC |
平塚仁郎 | サラリーマンD |
菊田一郎 (キクタイチロウ) | 食料品売り場の店員 |
清水千代子 (シミズチヨコ) | 由紀の百貨店の同僚 |