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作品詳細

  • 白い波涛

    (原題:Three Brothers and the UnderWorld)
 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

東都大学柔道部主将の滝士郎には海外航路に従事している良一と、製薬会社に勤める勇夫という二人の兄がいる。軍神としての父親の影響をうけた長兄の良一は、二人の些細な落度も口喧ましく叱りとばした。気の弱い次兄の勇夫はそんなことが原因でひと頃やくざの仲間に落ちたが、バーのマダム真知子との結婚を希望に更生の道へと歩んだ。しかし昔の仲間安平や進は、勇夫の会社で、ある特効薬を完成したことをしり勇夫をアジトの倉庫に連れこみ薬の分析表を盗みだせと強要した。それを知った士郎は倉庫に暴れこみ勇夫を救ったが手を負傷する。そのお蔭で看護婦の環を知った士郎は、傷の治療に名をかりてせっせと通った。そんな士郎に環は好意を持った。しかし士郎に好意を持つ進の妹ルミに同情したサキは酔っぱらって病院にどなりこんだ。ために、環は病院を追われた。一方良一は昔関係のあった紀子がすっかり生活を崩していることに責任を感じ彼女と結婚しようと思った。だが、紀子は責任から結婚しようとする良一に激しい憎しみをもった。勇夫はその頃から胸の病いが悪化し何度も喀血した。真知子はしばしば勇夫を見舞ううちに、良一を慕うようになった。勇夫は大島のサナトリウムに、真知子は親戚を頼って大阪へ、良一は航海にでた。勇夫の病いは回復の兆をみせていたが、そこへ東京を食いつめた進が流れてきた。進はハワイ転地療養を種に分析表を盗みださせた。だがこの企みの裏には紀子と大垣が絡んでいた。「弟を罪人にしたくなかったら我々の要求を聞け」良一は呆然とした。良一の船で大垣の密輸品を香港に運ばせようと計ったのだ。女の復讐、紀子の憎悪がこもっていた。一方士郎は環の行方を懸命に探し廻った。そんな士郎をみかねたルミは自分の恋をあきらめ、伊豆に帰った環を士郎のところに連れてきてやるのだった。勇夫は責任を感じて安平の所に乗りこむが、血を吐いて倒れた。そして駆けつけた士郎に良一の危険を告げて死んだ。その頃香港で大垣の密輸品をつんで良一の船は東京湾を目指していた。士郎の急報によって海の非常線が張られた。−−晴海埠頭に、静かに入ってくる良一の船、埠頭では真知子と環がちぎれるように手を振っていた。



■解説

雑誌『平凡』に連載された富田常雄の原作を映画化したもので、池田忠雄と田畠恒男が脚色し、「若手三羽烏 女難旅行」のコンビ田畠恒男が監督し、布戸章が撮影した。

  • 1960年3月18日 より

  • 製作国:日本(1960)

■スタッフ

監督 田畠恒男 (タバタツネオ)
脚色 池田忠雄 (イケダタダオ) 田畠恒男 (タバタツネオ)
原作 富田常雄 (トミタツネオ)
製作 桑田良太郎 (クワタリョウタロウ)
撮影 布戸章
美術 森田郷平 (モリタキョウヘイ)
音楽 万城目正 (マンジョウメタダシ)
録音 熊谷宏 (クマガイヒロシ)
照明 田村晃雄 (タムラアキオ)
編集 斎藤正夫 (サイトウマサオ)

■キャスト

俳優名 役名
佐田啓二 (サダケイジ)  滝良一
田浦正巳 (タウラマサミ)  弟勇夫
杉浦直樹 (Naoki Sugiura)  末弟士郎
小山明子 (Koyama Akiko)  真知子
牧紀子 (マキノリコ) 
福田公子 (フクダキミコ)  紀子
瞳麗子 (ヒトミレイコ)  ルミ
姫ゆり子 (ヒメユリコ)  サキ
菅佐原英一 (スガサワラエイイチ)  大垣
林洋介 (ハヤシヨウスケ) 
高橋とよ (Toyo Takahashi)  婆やとし
永井達郎 (ナガイタツオ)  安平
林家珍平 (ハヤシヤチンペイ)  田中
真塩洋一  
水木涼子 (ミズキリョウコ)  看護婦々長

愛がなんだ









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