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作品詳細

  • 残月大川流し

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

将軍が江戸を追われ、薩長土肥の連合軍が、わがもの顔に市中を闊歩しはじめた慶応四年のこと。日増しに高まる彼等の傍若無人さに、江戸市民は反感を抱いていた。なかでも、むささび一家の娘スリ師、隼のおぎんは、仲間のおもん、庄吉らと共に、官軍士官の懐を次々と狙い溜飲を下げていた。折も折、むささび一家に、町方勘兵衛の案内で天野八郎と部下の村上新三郎らが訪れ、官軍士官の肩に輝く錦切れをスリ取ってくれと頼み込んだ。女親分おりきはこれを稼ぎにならぬと断るが、おぎんは、一人かくれて錦切れをスリ取り始めた。そうしたある日官軍と彰義隊との一戦が上野で始ったが、武器の揃った官軍には歯が立たず、彰義隊はもろくもやぶれ去った。重傷を負った村上は、捨て子のおみよを連れて、おぎんの住いにころがりこんだ。二人の世話を焼くおぎんの顔に、幸せそうな微笑が見えた。おぎんは遂にスリから足を洗う事を決心したのだ。ちょうどこの頃、おみよの親を探すために「納涼演芸大会」を開くことになった。無事、親子対面なったおみよを前に、得意の歌を披露するが、突然あがった「スリだ!」の声に、おぎんは町方勘兵衛に追われた。おぎんの前身を知った村上は去っていった。そして数日維新の動乱も終局を告げ、江戸は東京に、年号は慶応から明治と改まった。東京を脱出した村上は函館の榎本軍へ参加する計画を練っていた。一方、一家に戻ってくれと頼む仲間を振りきったおぎんは折から村上らを官軍が襲う事を耳にしたのだ。官軍隊長の官舎に忍び入り、村上の結集場所を知った。急をつげに走るおぎんの顔に孤独の影は消えていた。おぎんの知らせに村上は救われ、二人は未来を誓った。



■解説

小島政二郎原作“おこま”より「真田風雲録」の加藤泰が脚色。「ひばりのおしゃれ狂女」の佐々木康が監督した人情ドラマ。撮影は「十七人の忍者」の鷲尾元也。

  • 1963年9月8日 より

  • 配給:東映
  • 製作国:日本(1963)

■スタッフ

監督 佐々木康 (ササキヤスシ)
脚色 加藤泰 (Tai Kato)
原作 小島政二郎 (コジマセイジロウ)
企画 神戸由美 翁長孝雄
撮影 わし尾元也 (ワシオモトヤ)
美術 富田治郎
音楽 米山正夫 (ヨネヤママサオ)
録音 小金丸輝貴
照明 井上孝二 (イノウエコウジ)
編集 宮本信太郎 (ミヤモトシンタロウ)
スチル 鈴木一成

■キャスト

俳優名 役名
美空ひばり (Misora Hibari)  隼のおぎん
小笠原良智   村上新三郎
萬代峰子 (ヨロズヨミネコ)  鼬鼠のおりき
春日俊二 (カスガシュンジ)  鼈の庄吉
筑波久子 (Hisako Tsukuba)  お祭りおもん
西崎みち子 (ニシザキミチコ)  おきみ
牧淳子 (マキジュンコ)  およし
桜むつ子 (サクラムツコ)  おかん
四方晴美 (ヨモハルミ)  おみよ
堀広太郎 (ホリコウタロウ)  喜楽
畑中伶一 (ハタナカレイイチ)  直助
佐々木松之丞 (ササキマツノジョウ)  草の市
兼田好三   本宮一心斎
富家賢次   中村すみれ
富田仲次郎 (トミタナカジロウ)  円城寺隼人
花澤徳衛 (ハナザワトクエ)  鏑木勘兵衛
波多野博 (ハタノヒロシ)  大丸
香月涼二   竹十
原田甲子郎   天野八郎
林彰太郎 (ハヤシショウタロウ)  竹沢紋次郎
末広恵二郎   官軍士官
小山田良樹 (オヤマダヨシキ)  官軍A
那須伸太朗 (ナスシンタロウ)  官軍B
智村清 (サトムラキヨシ)  官軍C
矢奈木邦二郎 (ヤナギクニジロウ)  車屋七兵衛
野村鬼笑 (ノムラキショウ)  島屋新兵衛
阿由葉秀郎   田舎者
江木健二 (エギケンジ)  弥次馬イ
近松竜太郎 (チカマツリュウタロウ)  弥次馬ロ
高並功   弥次馬ハ
熊谷武 (クマガイタケシ)  居酒屋の親爺
仁科克子 (ニシナカツコ)  女掏摸おみつ
神田進子   女掏摸おすず
岡村佐代子 (オカムラサヨコ)  女掏摸おさよ
八坂京子   女掏摸おとめ

愛がなんだ









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