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作品詳細

  • スター誕生(1963)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

信濃路を行く旅廻りの谷崎八千代一座は不入り続きで三度の食事も事欠く始末、娘のカオルはその原因が時代離れした演し物にあることは知っていたが、八千代は耳を貸そうとしなかった。ストリッパーの花子と浪曲師の曇月、タップの中野兄弟が泣く泣く逃げ出し、あとに残ったのはアコーデオン弾きの久八など数人。哀しい思いを歌っていたカオルの歌が余命少ない子供の心を捉え、彼女はその子供の父親海老谷と知り合った。芸能人の世話を道楽にしているという彼との再会を約して次の公演地に向ったカオルはそこで出演中の歌手、藤田博に強引な売込みを計り、認められて上京することになった。念願の東京でカオルと久八は花子・曇月夫婦にめぐり逢いおんぼろアパートに住込んだ。藤田の弟子になったカオルの毎日は、劇場やスタジオに付き人として働いているだけで歌を教えてもらうどころではなかった。ある日突然、舞台の上で藤田の声が止まり、病状が長びくにつれてスターの座も崩れて行った。再起不能の彼を見捨てて弟子たちは去って行き、やがてマスコミからも見離された彼を優しく看護するのはカオル一人になってしまった。カオルの愛情に心うたれた藤田は、レコード会社の浜村専務に手紙を託して、自らの姿を隠してしまった。失意のカオルは久八に励まされ、めぐり会った海老谷の口添えでレコード会社に赴いた。やがてカオルの華々しいデビュー。次々にヒット曲を発表した彼女は見事新人賞を獲得した。数日を経て、地方公演に出かけたカオルは艶歌師となった藤田とめぐり逢い、二人は再び強い愛情で結ばれた。作曲家として再出発を期した藤田は、やがてカオルのリサイタルの演出を担当するほど自信を取戻し、そのリサイルには花子や名を上げた中野兄弟も駈けつけてきた。七色のスポットの中で唄うカオルの晴れ姿、意地を捨てて駈けつけた八千代の頬には熱い涙が流れていった。



■解説

菊田一夫原作の舞台劇を椎名竜治が脚色、「恋と出世に強くなれ!」の酒井欣也が監督した音楽劇。撮影はコンビの小原治夫。

  • 1963年4月6日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1963)

■スタッフ

監督 酒井欣也 (サカイキンヤ)
脚色 椎名竜治 (シイナリュウジ)
原作 菊田一夫 (キクタカズオ)
製作 杉山茂樹 (スギヤマシゲキ) 沢村国男 (サワムラクニオ)
撮影 小原治夫 (オバラハルオ)
美術 平高主計
音楽 神津善行 (コウヅヨシユキ)
録音 新楠元
照明 中田達治 (ナカダタツジ)
編集 北見精一 (キタミセイイチ)
スチル 佐藤不二於

■キャスト

俳優名 役名
江利チエミ (Chiemi_Eri)  谷崎カオル
清川虹子 (Nijiko Kiyokawa)  谷崎八千代
吉田輝雄 (ヨシダテルオ)  藤田博
藤山寛美 (フジヤマカンビ)  毛利久八
高野真二 (タカノシンジ)  木下
有島一郎 (アリシマイチロウ)  中村菊十郎
田端義夫 (タバタヨシオ)  中村新之丞
立原博 (タチハラヒロシ)  雄吉
中野啓介 (ナカノケイスケ)  中野啓介
中野章三   中野章三
瞳麗子 (ヒトミレイコ)  ハロー花子
関千恵子 (セキチエコ)  オテコ
大泉滉 (オオイズミアキラ)  宇宙軒曇月
町田祥子 (マチダヨウコ)  香月麗子
魚住純子 (ウオズミジュンコ)  今日子
河津清三郎 (カワヅセイザブロウ)  浜村
山村聡 (ヤマムラソウ)  海老谷
山路義人 (ヤマジヨシンド)  石本
稲川善一 (イナガワ)  堀川
由利徹 (ユリトオル)  算理人

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