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作品詳細
続社長漫遊記
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。山中部長、木村課長と共に九州出張旅行の途中、妻あや子を東京から呼び寄せた堂本社長は、大いに奥さん孝行をしてアメリカナイズを発揮していた。その頃、商売仇の東西塗料KKの首脳連が取引先と願うジュピター極東支社と長崎へ向ったという情報が入った。堂本社長一行も負けてはならじと長崎へ急行した。だが、木村だけはパッとしない。それは、山中部長から紹介されたタミエとの見合いを、古くさいと社長から言われ一時は断念したものの、タミエに対する慕情のためである。みかねた多胡が、仲に入ってタミエの家に乗りこんだが、多胡支社長の推薦じゃ信用おけないと断わられてしまった。長崎へついた一行は、ジュピターの一行を招待したが、東西KKに先手を打たれて彼等は現われない。仕方なく、堂本社長と木村は長崎芸者を呼んでウサをはらすが、結婚に失敗したのは社長のせいと、木村がすっかりトラになってしまったので宴会はメチャクチャとなってしまった。東京へ帰った木村に、朗報が持っていた。山中部長のとりなしで、タミエも結婚に賛成したというのだった。木村は躍り上って喜んだ。ふさいでいた堂本にも嬉しいことが持上った。ジュピターとの契約が成功したのである。しかし、これも束の間、日章丸の就航レセプションへ妻と出席した堂本社長は、東西塗料の専務に「今度国産でジュピターに負けない品質が量産されるのを知らない様子ですね。価も外国の三割安、ウソだと思ったら通産省に聞いてみなさい」と意外なことを聞かされたからだ。高い勉強になった、と堂本社長はしぶい顔である。
■解説
スタッフは前作「社長漫遊記」に同じ。
1963年3月1日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1963)
■スタッフ
監督 | 杉江敏男 (スギエトシオ) |
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脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 完倉泰一 (カンクラタイイチ) |
美術 | 村木忍 (ムラキシノブ) |
音楽 | 神津善行 (コウヅヨシユキ) |
録音 | 増尾かなめ |
照明 | 猪原一郎 |
スチル | 荒木五一 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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森繁久彌 (Hisaya Morisige) | 堂本平太郎 |
久慈あさみ (クジアサミ) | 妻あや子 |
中真千子 (ナカマチコ) | 娘可那子 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 可那子の夫周二 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 山中源吉 |
東郷晴子 (トウゴウハルコ) | 妻よし子 |
小林桂樹 (Keiju Kobayashi) | 木村進 |
英百合子 (ハナブサユリコ) | 母てつ |
三木のり平 (ミキノリヘイ) | 多胡久一 |
淡路恵子 (Awaji Keiko) | れん子 |
藤山陽子 (Yoko Fujiyama) | 大浦タミエ |
雪村いづみ (ユキムライヅミ) | 上野勝子 |
フランキー堺 (Franky Sakai) | ウィリー田中 |
ジョージ・ルイカー | ジョン・ウォーターマン |
河津清三郎 (カワヅセイザブロウ) | 権藤 |
草笛光子 (Kusabue Mitsuko) | 芸者桃竜 |
浜美枝 (Mie Hama) | 芸者ぽん太 |
小杉義男 (コスギヨシオ) | タミエの父 |
水の也清美 (ミズノヤキヨミ) | タミエの母 |
沢村いき雄 (サワムライキオ) | 医者 |
田辺和佳子 (タナベワカコ) | ホテルの女中A |
毛利幸子 | ホテルの女中B |
宮田芳子 (ミヤタヨシコ) | 旅館の女中A |
清水由記 (シミズユキ) | 旅館の女中B |
東静子 | 造船所の社員 |
五十嵐和子 (イガラシカズコ) | 花月の女中 |
河美智子 (カワミチコ) | 雲仙の女中 |