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作品詳細
探偵事務所23 くたばれ悪党ども
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。深夜の立川基地付近で武器弾薬の取引きをしていた桜組と大槻組の幹部は、突如数名の男にマシンガンで襲撃され全滅した。緊急手配により真辺公一が容疑者として逮捕された。踊り子のサリーとしけこんでいた田島は、このニュースを聞いて慌てて立川署にとんだ。一課の熊谷警部はオトリ捜査を決意していたので、私立探偵田島の協力に喜こんだ。田島は手はず通り真辺をひっさらって逃げ出した。真辺の案内で、六本木のガソリンスタンドに車を乗り入れ、隣のクラブ“エスカイヤ”に行き、彼の仲間の吉浜や林を紹介された。そこへ社長の畑野も帰って来た。畑野は田島の身許の照会を部下に命じた。田島は、田中一郎と変名前科もののの網走帰りで、父親がカソリックの神父ということになっていた。ふにおちない畑野は田島を教会に連れて行った。教会にいた父親は自らを“田中神父”と名乗り、面くらう田島に熊谷警部から話が伝わってると話す。熊谷警部も神父に変装していて小型無線録音機を田島に手渡した。田島はこれに畑野達の密談を録音しては助手の内堀に渡した。或る日、畑野の情婦千秋が現われた。田島は千秋のスーツにマイクを放りこんでおいた。ところが、熊谷警部の神父姿から、田島は身許がばれてしまった。畑野は、真辺と田島を消そうと図った。真辺は吉浜と相射ちに倒れたが、田島は巧みに逃れ、エスカイヤの地下室に忍びこんだ。そこにはマシンガンが山のように積まれていた。そこには千秋がいた。千秋は父が経営していたガソリンスタンドを畑野に取られたため、復讐を狙って畑野の女となっていたのだ。田島と千秋は手を結ぶことにした。だが、スタンドの老サービスマン紅木がこれを知った。紅木こそ畑野達の黒幕だったのだ。田島は山とつんであるマシンガンをつかみ取り、紅木達と射ち合った。そこへ熊谷警部が指揮する警官隊も躍りこんで来た。その夜ギャング団は一網打尽に逮捕された。身よりのない千秋は田島の事務所で働くことになった。
■解説
大藪春彦原作『探偵事務所23』を「金門島にかける橋」の山崎巌が脚色、「俺に賭けた奴ら」の鈴木清順が監督したアクションもの。撮影もコンビの峰重義。
1963年1月27日 より
- 配給:日活
- 製作国:日本(1963)
■スタッフ
監督 | 鈴木清順 (Seijun Suzuki) |
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脚色 | 山崎巌 (ヤマザキガン) |
原作 | 大藪春彦 (オオヤブハルヒコ) |
企画 | 芦田正蔵 (アシダショウゾウ) |
撮影 | 峰重義 (ミネシゲヨシ) |
美術 | 坂口武玄 |
音楽 | 伊部晴美 (イベハルミ) |
録音 | 八木多木之助 (ヤギタキノスケ) |
照明 | 吉田協佐 |
編集 | 鈴木晄 (スズキアキラ) |
スチル | 坂東正男 (バンドウマサオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
宍戸錠 (Jo Shishido) | 田島英雄 |
笹森礼子 (ササモリレイコ) | 千秋 |
星ナオミ (ホシナオミ) | サリー |
楠侑子 (クスノキユウコ) | 美佐 |
金子信雄 (Nobuo Kaneko) | 熊谷警部 |
佐野浅夫 (サノアサオ) | 田島神父 |
土方弘 (ヒジカタヒロシ) | 堀内 |
初井言栄 (ハツイコトエ) | 入江 |
信欣三 (シンキンゾウ) | 畑野 |
川地民夫 (カワチタミオ) | 真辺 |
上野山功一 (ウエノヤマコウイチ) | 吉浜 |
木浦佑三 (キウラユウゾウ) | 宮下 |
伊藤寿章 (イトウトシアキ) | 西村 |
高緒弘志 | 林田 |
井東柳晴 (イトウ) | 紅木 |
野村隆 (ノムラタカシ) | 沼田刑事 |
二木草之助 | 桜組々長 |
榎木兵衛 (Hyoe Enoki) | 桜組1 |
高橋明 (タカハシアキラ) | 桜組2 |
瀬山孝司 | 桜組3 |
立川博 | 桜組4 |
会田為久 | 桜組5 |
三木正三 | 大槻 |
山口吉弘 | 大槻興業1 |
中平哲弥 | 大槻興業2 |
二階堂郁夫 (ニカイドウイクオ) | 大槻興業3 |
倉田栄三 | 大槻興業4 |
笹木幸一 | 大槻興業5 |