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作品詳細
サラリーマン無鉄砲一家
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。サラリーマンの草分けである竜村雲太郎は、今は現役を退き七つの会社の顧問などをしながら伊東で妻のせいとのんびり暮していたが、遺産は社会事業に寄附すると言いだしたので竜村家は大騒ぎ。息子の雷太は東管軽金属の社長で四人の子供があり、三代に渡るサラリーマン一家である。雷太は親譲りの会社を守り抜けず荒牧社長の世界物産と合併するために、長男の鳩彦と荒牧の娘和子を結婚させようと躍起になっていた。ところが彼には千恵という恋人がいた。それを察した妹のさくらは、縁談を壊してやるから味方になってくれと持ちかけた。人気歌手の糸永一平の大ファンで明るく陽気なさくらにも、家族を是非味方に引き入れておく必要があった。さくらは姉夫婦の弱みを握っていたし、フトしたことからバーの鉄子という娘が、雲太郎が若い頃妾に生ませた娘と知った。一方、雷太は合併が壊れて何とか借金しなければならず、さくらを援護に連れて伊東へ行った。仲々OKしない雲太郎に、さくらは鉄子の件を持ちだして押し切ったが、内証にしておくはずのせいに立聞きされていたとは知らなかった。翌日雲太郎の喜の寿の祝いにみんなが集った。そこへせいが鉄子を連れて現われうちの家族ですよと紹介したので、雲太郎は面目なく頭を下げるばかり。ここぞとさくらが「私が結婚する人にも会って下さい」とテレビのスイッチを入れると、画面には唄う一平がニッコリ。案の定雲太郎をはじめ一同猛反対、形勢悪しとみたさくらは取っておきの切札を出したので、皆もしぶしぶ会うだけは会ってみようということになった。一平に会った雲太郎は、将来は南米に渡って事業をするという彼のファイトに感心してさくらとの結婚を許すのだった。
■解説
「猫と鰹節」の沢村勉のオリジナル・シナリオを「女難コースを突破せよ」の筧正典が監督したサラリーマン喜劇。撮影は「キングコング対ゴジラ」の小泉一。
1963年2月8日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1963)
■スタッフ
監督 | 筧正典 (カケヒマサノリ) |
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脚本 | 沢村勉 (サワムラツトム) |
製作 | 安達英三郎 (アダチエイザブロウ) |
撮影 | 小泉一 |
美術 | 育野重一 (イクノシゲカズ) |
音楽 | 三保敬太郎 (ミホケイタロウ) |
録音 | 伴利也 (バントシヤ) |
整音 | 下永尚 (Hisashi Shimonaga) |
照明 | 山口偉治 |
編集 | 岩下廣一 (Koichi Iwashita) |
製作担当者 | 眞木照夫 (Teruo Maki) |
助監督 | 錦織正信 |
スチル | 山崎淳 |
合成 | 松田博 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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加東大介 (カトウダイスケ) | 竜村雲太郎 |
岸輝子 (キシテルコ) | 妻せい |
上原謙 (ウエハラケン) | 竜村雷太 |
沢村貞子 (サワムラサダコ) | 妻文子 |
太刀川寛 (Hiroshi Tachikawa) | 長男鳩彦 |
当銀長太郎 (トウギンチョウタロウ) | 次男鯛二 |
浜美枝 (Mie Hama) | 次女さくら |
藤木悠 (フジキユウ) | 小川敬 |
東郷晴子 (トウゴウハルコ) | 妻あやめ |
金子吉延 (カネコヨシノブ) | 息子孝 |
若林映子 (Akiko Wakabayashi) | 庄司鉄子 |
児玉清 (Kiyoshi Kodama) | 糸永一平 |
松村達雄 (マツムラタツオ) | 荒牧健介 |
一の宮あつ子 (イチノミヤアツコ) | 妻房江 |
田村奈己 (タムラナミ) | 娘和子 |
白川由美 (シラカワユミ) | 堤千恵 |
丘寵児 | 父由造 |
千石規子 (Noriko Sengoku) | 母きく |
柳川慶子 (ヤナガワケイコ) | 京子 |
宮田洋容 (ミヤタヨウヨウ) | 平山源次 |
土屋詩朗 (ツチヤシロウ) | 実業家A |
吉頂寺晃 (キッチョウジアキラ) | 実業家B |
木田三千雄 (キダミチオ) | 石山 |