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作品詳細

  • 抜打ち鴉

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

たった一人の妹をさらっていった男東之輔を探し求める旅鴉、三崎の新次郎の眼をふと捉えたのは仔細ありげな幼な児太吉と彼にまとわりついている男多九郎の姿だった。母を失い行方の知れない父徳三郎を尋ねて加賀の小松へ行く太吉と、甘言でつろうと手古ずっている道中師の二人連れと分っては放ってはおけぬ新次郎。その後で編笠から顔を出した浪人こそ、新次郎が探し求める人だったのだが。翌日からの三人旅、とんだ当外れの多九郎は新次郎の懐中物を掠め取るとスキをみて逃げ出した。その夜、寺井の宿にはちょっとした騒ぎが起った。廓の女楓に柄にもなく仏心を起した多九郎が、足抜きさせたのが露顕したのだ。この仕置に出張ってきたのは、この一帯に羽振りを利かせている小松の若親分という男だった。指を詰められて悲鳴を上げる多九郎の所へ薬をもって現れたのは新次郎と太吉、瞬間痛みも忘れて狼狽するゴマのハエ氏だった。翌日、新次郎、太吉、多九郎の三人は祭で賑わう加賀の小松へ着いた。早速、探し当てた徳三郎とはあろうことか、昨日の小松の若親分と称する男だった。そして徳三郎は三年振りに対面した太吉を前にして顔色一つかえず新次郎を逆に騙り呼ばわりする冷血漢だった。折しも彼は、親分美能常と日頃の仇敵加賀伝相手の喧嘩に備えていた。新次郎はかつて世話になった梶鉄の伜朝之助が徳三郎の許に捕えられているのを救った。丁度その頃、喧嘩の噂を聞いて助人志願の東之輔が徳三郎を訪ねていた。早朝の薄野原、そこには美能常、加賀伝の血生臭い喧嘩がくり展げられていた。徳三郎を仇と狙う朝之助の姿も混っていくらかの時が移った。一群から少し離れたところに、抜打ちやくざ新次郎と豪剣浪人東之輔の息づまるような凄絶な対決が行われていた。



■解説

「お琴と佐助」の衣笠貞之助と「続・座頭市物語」の犬塚稔が共同で脚本を執筆、「ソーラン渡り鳥」の加戸敏が監督した股旅もの。撮影は「怪談夜泣き燈籠」の本田平三。

  • 1962年12月26日 より

  • 製作国:日本(1962)

■スタッフ

監督 加戸敏 (カトビン)
脚本 衣笠貞之助 (Kinugasa Teinosuke) 犬塚稔 (Minoru Inuzuka)
企画 高森富夫 (タカモリトミオ)
撮影 本田平三 (ホンダヘイゾウ)
美術 加藤茂 (カトウシゲル)
音楽 高橋半 (タカハシナカバ)
録音 長岡栄 (ナガオカサカエ)
照明 島崎一二
編集 宮田味津三 (ミヤタミツゾウ)
スチル 浅田延之助

■キャスト

俳優名 役名
若山富三郎 (Tomisaburo Wakayama)  三崎の新次郎
天知茂 (アマチシゲル)  山形東之輔
成田純一郎 (ナリタジュンイチロウ)  朝之助
島田竜三 (シマダリュウゾウ)  徳三郎
南都雄二 (ナントユウジ)  多九郎
近藤美恵子 (コンドウミエコ)  お良
真城千都世 (マキチトセ)  お竜
毛利郁子 (モウリイクコ)  お春
藤原礼子 (フジワラレイコ) 
千葉敏郎 (チバトシオ)  富蔵
香川良介 (カガワリョウスケ)  美能屋常吉
尾上栄五郎 (オノエエイゴロウ)  山五郎
杉山昌三九 (スギヤマショウサク)  島三
近江輝子 (オオミテルコ)  お兼
若杉曜子 (ワカスギヨウコ)  お万
宇野正晃 (ウノ)  太吉
原聖四郎 (ハラセイシロウ)  粂次
堀北幸夫 (ホリキタユキオ)  音松
木村玄   竹七
浜田雄史   夏吉
石原須磨男 (イシハラスマオ)  源助
天野一郎 (アマノイチロウ)  老人
藤川準 (フジカワジュン)  惣吉
沖時男 (オキトキオ)  丑六
菊野昌代士 (キクノマサヨシ)  五十年輩の男
越川一 (コシカワハジメ)  職人風
小中島亮  
竹谷俊彦   民造
千石泰三   勘五郎
谷口昇   増造
小林加奈枝 (コバヤシカナエ)  遣手婆
小柳圭子 (コヤナギケイコ)  女郎一
滝のぼる (タキノボル)  かせ
大谷鷹子 (オオタニタカコ)  女郎三
谷口和子 (タニグチカズコ)  女郎二
里見弥生 (サトミヤヨイ)  小女

愛がなんだ









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