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作品詳細
泣くんじゃないぜ
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。風間興業のチンピラ大森信次は、同じ少年院を出た歌手志望の松宮アキラを自分の弟のように可愛がっていた。アキラは信次の世話で、一流の山田プロと契約を結ぶことが出来た。このことを聞いた、信次にメンツを汚されたと怒った風間は幹部の白須、松永らにヤキを入れさせた。その乱闘のさなか、夢中で風間を射ってしまった信次は、驚きの余りその場から下り列車で逃げ去った。山田プロに入ったアキラは、短期間でスターの座にのしあがっていった。一方信次は、沼津附近でトラックの荷抜き強盗を追いはらってやったことから運転手の円三の家に世話になることになった。円三の家は娘の葉子と二人暮し、一人息子の健二は森川組に入り、殴り込みのときに白須に殺されてしまっていた。製薬会社の荷物を蓮ぶことになった円三を助けて一生懸命働く信次を、葉子は兄のように慕った。風間興業とトラックの荷抜きをはかる森川組は、犬猿の仲。その上互いに信次を追っていることを知ったやくざ仲間の情報屋渋井は、たくみに二つの組を渡り歩き、たきつけていた。ある日、信次は森川組に呼び出された。円三のトラックの荷抜きを手伝えと迫られた信次は、意を決して東京のアキラを訪れた。一部始終を聞いたアキラは、何とか信次を助けようとしたが、そこへ現れた松永の罠にかかり、信次は再び森川のもとに連れ戻された。そのころ、白須は森川組のシマでアキラの興行を打とうと企んでいた。今夜も信次の運転する円三のトラックが高価薬を満載して突っ走っていた。渋井の死体を発見して止った車の前に、葉子の腕をとった白須たちが現れた。この時、おりよく通りかかったパトカーに三人は救われた。沼津公会堂は、アキラのファンで沸き上っていた。手錠をはめられた信次が、満足そうにアキラの舞台をみつめていた。
■解説
竹森竜馬の原作から、「太陽のように明るく」のコンビ中西隆三が脚色、森永健次郎が監督した歌謡ドラマ。撮影も同じく松橋梅夫。
1962年8月8日 より
- 配給:日活
- 製作国:日本(1962)
■スタッフ
監督 | 森永健次郎 (モリナガケンジロウ) |
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脚色 | 中西隆三 (ナカニシリュウゾウ) |
原作 | 竹森竜馬 (タケモリリョウマ) |
企画 | 茂木了次 |
撮影 | 松橋梅夫 (マツハシウメオ) |
美術 | 坂口武玄 |
音楽 | 渡辺宙明 (ワタナベチュウメイ) |
録音 | 太田六敏 |
照明 | 高島正博 (タカシママサヒロ) |
編集 | 丹治睦夫 |
スチル | 斎藤誠一 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
川地民夫 (カワチタミオ) | 大森信次 |
松島アキラ (マツシマアキラ) | 松宮アキラ |
田代みどり (タシロミドリ) | 井原葉子 |
菅井一郎 (スガイイチロウ) | 井原円三 |
小園蓉子 (コゾノヨウコ) | 山田美加 |
伊藤寿章 (イトウトシアキ) | 風間社長 |
中台祥浩 | 松永 |
三木正三 | 白須 |
野呂圭介 (ノロケイスケ) | 天野 |
杉山元 (スギヤマゲン) | ピン公 |
加原武門 (カハラブモン) | 森川 |
花村典昌 (ハナムラ) | 吉良 |
高原駿雄 (タカハラトシオ) | 渋井 |
柴田新三 (シバタシンゾウ) | 源太 |
千代田弘 (チヨダヒロシ) | 松吉 |
佐久間健太郎 (サクマケンタロウ) | 千太 |
新津邦夫 | 課長 |
宮原徳平 | 根本 |
三浜元 | 刑事 |
山岡正義 (ヤマオカマサヨシ) | 捜査課長 |
若葉めぐみ (ワカバメグミ) | ゲーム取りの女の子 |
菊田一郎 (キクタイチロウ) | バーテン |
土田義雄 (ツチダヨシオ) | オートバイ屋の親爺 |