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作品詳細
日本一の若大将
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。われらが若大将・田沼雄一はスキヤキ屋“田能久”の一人息子。京南大学四年生でマラソン部のキャプテンだ。秋の全日本マラソン大会を控えてトレーニングに余念がない。マネジャーの江口が実家からの仕送りがストップして弱っているのを見て、雄一は、“田能久”へ住み込みアルバイトをさせてやった。ある日、マネジャーをバトンタッチされた青大将ことブルジョアの石山と銀座へ出た若大将は、メトロ運動具店の女店員中里澄子をカミナリ族から助け、澄子にひと目惚れした石山は四百万円のモーターボートを注文してしまう。一方、“田能久”で働く江口は若大将の妹照子に首ったけ。それを知った若大将は父のお膳立てした照子の見合いをブチこわし二人を結ばせてやる。そこへ青大将が小遣いを使いすぎて勘当されたといって転がり込んできた。青大将がボートの残金を払わないので澄子が困っているのを知って、若大将が払ってやった。気前のよいおりき婆さんが父の銀行預金をこっそりおろしてくれた金だ。しかし、それがバレて若大将は勘当をいい渡された。夏休みがきて、芦ノ湖畔で合宿生活が始まった。月明の夜、近くのホテルへ仕事にきた澄子と若大将のボートが、愛の波紋を描いた。水上スキー・コンテストで優勝した若大将は、スポンサーの社長令嬢美幸から十万円の賞金をもらうが、悪質な週刊誌のトップ記事になったことから若大将と美幸の仲を誤解した澄子は、本当は大好きな若大将にそっぽを向いて、青大将とデートを重ねるのだった。やがて、全日本マラソン大会の日がきた。澄子への失恋の痛手のため、若大将の足はスタートから重かった。がすべてが誤解と知った澄子、父、おりき婆さんの必死の声援で、若大将は猛然とピッチをあげ、ゴールに飛び込んだのである。
■解説
「大学の若大将」「銀座の若大将」についで「若大将」シリーズの第三弾。「銀座の若大将」のコンビ、笠原良三と田波靖男が共同で脚本を執筆、「女性自身」の福田純が監督した青春明朗編。撮影は「愛のうず潮」の飯村正。
1962年7月14日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1962)
■スタッフ
監督 | 福田純 (フクダジュン) |
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脚本 | 笠原良三 (カサハラリョウゾウ) 田波靖男 (タナミヤスオ) |
製作 | 藤本真澄 (Sanezumi Fujimoto) |
撮影 | 飯村正 (イイムラタダシ) |
美術 | 村木忍 (ムラキシノブ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 刀根紀雄 (トネノリオ) |
照明 | 金子光男 (カネコミツオ) |
スチール | 岩井隆志 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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加山雄三 (Yuzo Kayama) | 田沼雄一 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 田沼久太郎 |
飯田蝶子 (イイダチョウコ) | 田沼りき |
中真千子 (ナカマチコ) | 田沼照子 |
星由里子 (Hoshi Yuriko) | 中里澄子 |
田村奈己 (タムラナミ) | 越智英子 |
北あけみ (キタアケミ) | 南野明子 |
藤山陽子 (Yoko Fujiyama) | 大原美幸 |
鈴木加代子 (スズキカヨコ) | 大原加代 |
江原達怡 (エハラタツヨシ) | 江口敏 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 石山新次郎 |
堺左千夫 (サカイサチオ) | 張山 |
若松明 (ワカマツアキラ) | 犬塚 |
関田裕 | 鹿野 |
大前亘 | 足立 |
山田彰 (ヤマダアキラ) | 門馬 |
当銀長太郎 (トウギンチョウタロウ) | 村上 |
石田茂樹 (イシダシゲキ) | 福井 |
中丸忠雄 (ナカマルタダオ) | 滝沢 |
上原謙 (ウエハラケン) | 石山専務 |
西条悦朗 (サイジョウエツロウ) | 上松 |
藤木悠 (フジキユウ) | 上松夫人 |
千石規子 (Noriko Sengoku) | 美幸の付人 |
高田稔 (タカダミノル) | 井上の父 |
三條利喜江 (サンジョウリキエ) | 井上の母 |
左卜全 (ヒダリボクゼン) | 卜庵和尚 |