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作品詳細
女性自身
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。東京化工に勤務する矢代真理子は、営業課にいる多久孝平にほのかな思いを寄せている。だが、ある日、同僚の悠美子から孝平とはすでに結婚の約束があると聞かされてがっかり。その上、同じ課の石本から一人よがりの一方的な求婚に、ますます大くさりだ。姉の真喜子には、同じ会社の船井という恋人がある。だから、両親の勧める見合などみむきもしない。ちょっとやけぎみの真理子は姉の代りに見合をかってでるしまつだ。見合の当日、レストラン「キャッスル」にでかけた真理子は、相手の青年社長柴北駿太郎の親代りをみて驚かされた。そこには孝平とバー「ホワイト」のマダムがいた。柴北と孝平は学生時代からの親友で、柴北に頼まれて二人が出席していたのだ。孝平も、真理子が柴北の見合の相手としって、あらためて彼女を見直すのだった。柴北は一目みて真理子に夢中だ。ゴルフやドライブに真理子を誘い出すのだった。今や、親友同士の孝平と柴北が真理子のライバルとして対峙し、激しい恋愛作戦が展開された。孝平も負けてはならじと、ホワイトのマダムに恋の手ほどきを習い、真理子の後を追った。一方、孝平を思いつめる悠美子は、孝平の心が自分にないことを知るや絶望して、睡眠薬五十錠をのんでしまった。驚いてかけつける真理子、孝平、石本の前で、悠美子はパッチリ目を開いた。間違えて下剤をのんだのだ。一度死の恐怖にさらされた悠美子の心境は一転した。そして、孝平の心をつかもうとして、孝平とホテルに行ったなど嘘までついたと全部白状した。誤解のとけた真理子の心は、日本晴れだ。恋に悩み愛に苦しんだ真理子自身は、女として素晴らしい成長をしてゆくのだった。
■解説
女性自身連載、源氏鶏太原作を「愛のうず潮」の堀江史朗、樫村三平と、「情無用の罠」の福田純が共同で脚本を執筆。福田純が監督したB・Gもの。撮影は「ある大阪の女」の遠藤精一。
1962年5月22日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1962)
■スタッフ
監督 | 福田純 (フクダジュン) |
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脚色 | 堀江史朗 (ホリエシロウ) 樫村三平 (カシムラサンペイ) 福田純 (フクダジュン) |
原作 | 源氏鶏太 (ゲンジケイタ) |
製作 | 三輪礼二 (ミワレイジ) |
撮影 | 遠藤精一 (エンドウセイイチ) |
美術 | 浜上兵衛 |
音楽 | 沢田駿吾 |
録音 | 上原正直 |
照明 | 森弘充 (Hiromitsu Mori) |
スチル | 高木暢二 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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藤山陽子 (Yoko Fujiyama) | 矢代真理子 |
原知佐子 (ハラチサコ) | 矢代真喜子 |
東郷晴子 (トウゴウハルコ) | 矢代朝子 |
藤原釜足 (Kamatari Fujiwara) | 矢代真太郎 |
浜美枝 (Mie Hama) | 藤原悠美子 |
千石規子 (Noriko Sengoku) | 藤原ツル子 |
水野久美 (ミズノクミ) | 河瀬高子 |
佐原健二 (Kenji Sahara) | 多久孝平 |
藤木悠 (フジキユウ) | 石本伊三郎 |
太刀川寛 (Hiroshi Tachikawa) | 柴北駿太郎 |
伊藤久哉 (イトウヒサヤ) | 船井重夫 |
中北千枝子 (ナカキタチエコ) | ホワイトのマダム |
小西ルミ (コニシルミ) | 小出明子 |
中谷一郎 (Ichiro Nakaya) | 阪上真吉 |
向井淳一郎 (ムカイジュンイチロウ) | 酔客A |
古田俊彦 (フルタトシヒコ) | 酔客B |
小川安三 (オガワヤスゾウ) | 酔客C |
丘照美 (オカテルミ) | 河瀬家の女中 |
清水由記 (シミズユキ) | B・GA |
芝木優子 | B・GB |
穂高あさみ (ホダカアサミ) | B・GC |
田辺和佳子 (タナベワカコ) | B・GD |
武内喜恵子 (タケウチキエコ) | B・GE |
宮川澄江 | B・GF |
近藤征史 | ウェイトレス |
荒木保夫 (アラキヤスオ) | 社員A |
丸山健一郎 (マルヤマケンイチロウ) | 社員B |
関田裕 | 社員C |
上村幸之 | セールスマンA |
大前亘 | セールスマンB |
緒方燐作 (オガタリンサク) | セールスマンC |
中野トシ子 (ナカノトシコ) | 掃除婦 |