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作品詳細
サラリーマン奥様心得帖
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。七洋物産社員矢代啓吉は新婚旅行から大あわてでアパートに帰って来た。結婚前矢代に恋人がいたという告白に花嫁の明子が姿を消してしまったのである。明子は友人の小松千枝子の邸にかくれていた。千枝子はアートカメラの今泉重役の娘、夫の小松はその縁づるで宣伝係長だが、女遊びに絶えないのが千枝子の悩みだった。そんな二人をみて、アパートへ帰ってきた明子。彼女と矢代の新婚生活が始まった。その矢代が第一に会社から命じられた仕事は中近東へ輸出するカメラをアートカメラに交渉することだった。アートカメラに勤めている隣室の村上の紹介で、矢代輸出課長に逢うが何故かこの耳よりな話に乗ってこない。イライラしている彼の様子を見て明子は、小松に内証で頼もうと決心した。一方、矢代はアートカメラの専務に会う機会を持つが断わられてしまった。というのは新型カメラのシャッターが偶然、ドイツ製品と同じでパテントの件で売れないのだ。この問題が明るみに出たため、アートは責任を負って経営陣が退陣、小松も会社をやめる破目になった。そんなことは露知らぬ明子は小松のところに頼みに行った。妻文恵からこのことを聞いた村上はびっくり仰天、いつも小松のために別れる女の後始末をさせられているだけに万一のことがあってはと明子を探しまわった。そして、ヌードモデル・マユミから小松らゆきつけの料亭を聞き出し危うく小松の餌食になる寸前の明子を助けだした。これを聞いて矢代は憤然、明子を殴った。明子は泣きながら実家に帰った。アートでは小松が社を去った後、村上が係長になった。ソツなく小松家を訪れると千枝子も案外元気。どうやら小松も心を入れ替え本職の写真で再出発することになったからだ。矢代の家も両親にさとされ明子が戻って来た。近く中近東へ出発することになったのだ。
■解説
「八百屋お七 江戸祭り一番娘」の共同執筆者・若尾徳平の脚本を、「大空の野郎ども」の古沢憲吾が監督したサラリーマンもの。撮影は「八百屋お七 江戸祭り一番娘」の鈴木斌が担当。
1961年2月21日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1961)
■スタッフ
監督 | 古澤憲吾 (Kengo Furusawa) |
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脚本 | 若尾徳平 |
製作 | 安達英三郎 (アダチエイザブロウ) |
撮影 | 鈴木斌 |
美術 | 小川一男 (オガワカズオ) |
音楽 | 松井八郎 (マツイハチロウ) |
録音 | 上原正直 |
照明 | 高島利雄 (タカシマトシオ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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ミッキー・カーチス (ミッキー・カーチス) | 矢代啓吉 |
長谷きよみ (ハセキヨミ) | 矢代明子 |
太刀川寛 (Hiroshi Tachikawa) | 村上辰雄 |
久里千春 (クリチハル) | 村上文恵 |
佐原健二 (Kenji Sahara) | 小松洋二 |
原知佐子 (ハラチサコ) | 小松千枝子 |
高田稔 (タカダミノル) | 桑原準之助 |
中北千枝子 (ナカキタチエコ) | 桑原清子 |
小西瑠美 (コニシルミ) | 篠原マユミ |
塩沢とき (シオザワトキ) | 荻野芳子 |
丘寵児 | 山根課長 |
石田茂樹 (イシダシゲキ) | 石浜 |
三浦敏男 (ミウラトシオ) | 田口 |
杉浦千恵 (マツウラチエ) | 滋子 |
清水由紀 (シミズユキ) | 康子 |
宮田洋容 (ミヤタヨウヨウ) | 菅野課長 |
松本染升 (マツモトセンショウ) | 今泉専務 |
沢村いき雄 (サワムライキオ) | 団地の管理人 |
三田照子 (ミタテルコ) | 料亭のおかみ |
加藤欣子 (カトウキンコ) | 団地の細君A |
上野洋子 (ウエノヨウコ) | 団地の細君B |
峯丘ひろみ (ミネオカヒロミ) | 団地の細君C |
西条康彦 (サイジョウヤスヒコ) | 御用聞き |