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作品詳細

  • 冒険者たち(1975)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

瀬戸内海に面した小都市・倉敷。父の遺した廃館になった映画館の屋根裏で無為な生活を送っているヒデは、ある日、幼ななじみのケンと再会した。ケンは中学二年の時、ヒデと一緒に家出し、そのまま全国を一人で放浪、空き巣をして少年院に入り、つい最近、仮釈放になって倉敷に戻り、学校を専門に盗みを働いている。二人は、瀬戸内海の小島で、“もぐり”という呼び名の高校生が、一人で海底の宝探しをしているのに出会い、自分たちも加わる事にした。宝探しの合い間には、大原美術館界わいに出かけ、観光にやって来る女の子のハントに精を出していた。そんなある日、ケンとヒデは情感豊かな東京から来た女子学生ユミと会った。やがてユミも宝探しに加わる事になった。夏も去ろうとする日、もぐりの父が力ずくでもぐりをりを連れ戻そうとしたが、もぐりは海に忍び込んで島に戻った。今では四人の間には、奇妙な連帯感が芽生えていたのだ。三人が県外に泥棒行脚に出かけた日、ユミが一人で昼寝をしている時、モーターボートの三人組がユミを襲い犯した。ケンとヒデともぐりは、必死にその三人組を見つけ出し復讐した。やがて、警察の手配が島にまで及んだために四人は、隠れ家を壊し島を出た。港に食料と燃料の補給に立ち寄った時、刑事の張り込みにあい、ヒデが犠牲となり三人を逃がした。この時、足の骨を折ったユミを病院に送っていった帰り、二人は警官の不審審問にかかり、拳銃を奪って逃走した。しかし、もぐりは捕われ、ケンは停泊中の観光船を乗っ取った。ケンの父親がやって来て、ケンを説得するが、ケンは拳銃で答える。翌朝、朝日がデッキに映える頃、ケンは射殺された。二年後、ヒデは精神病院に強制入院させられ廃人同然になっており、ユミは町の娼婦となっていた。そして、すっかりたくましくなったもぐりが少年院から出て来た。彼等の隠れ島には、放し飼いにしていた兎が異常繁殖して波打ち際にまであふれている……。



■解説

海底に沈んだ宝探しをする若者たちを主人公に、青春の苦さ哀しさを描く。脚本は「竜馬暗殺」の田辺泰志、監督は新人・臼井高瀬、撮影は兼松煕太郎がそれぞれ担当。

  • 1975年4月14日 より

  • 配給:その他
  • 製作国:日本(1975)

■スタッフ

監督 臼井高瀬 (ウスイタカセ)
脚本 田辺泰志 (タナベヤスシ)
企画 磯田啓二 (イソダケイジ)
製作 萩原正明 (ハギワラマサアキ)
撮影 兼松き太郎 (カネマツキタロウ)
美術 下石坂成典 (Shigenori Shimoisizaka)
音楽 J・A・シーザー (J. A. Seazer)
録音 金子義男 (カネコヨシオ)
照明 佐野武治 (サノタケジ)
編集 浦岡敬一 (Keiichi Uraoka)
助監督 小倉洋二 (Yoji Ogura)

■キャスト

俳優名 役名
清水国明 (シミズクニアキ)  ケン
原田伸郎 (ハラダノブロウ)  ヒデ
小見山靖弘 (コミヤマヤスヒロ)  もぐり
黒沢のり子 (クロサワノリコ)  ユミ
石橋蓮司 (Renji Ishibashi)  ヒゲの哲人
アン真理子 (アン真理子)  娼婦
瓜生良介 (ウリュウリョウスケ)  くず鉄商
堤玲子 (ツツミレイコ)  くず鉄商の妻
観世栄夫 (カンゼヒデオ)  もぐりの父
安藤多紀 (アンドウタキ)  学生
常田富士男 (トキタフジオ)  警官
大木正司 (オオキショウジ)  刑事
山谷初男 (ヤマヤハツオ)  プリンス号船長
三谷昇 (ミタニノボル)  老乞食
長門勇 (ナガトイサム)  ケンの父

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