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作品詳細

  • 夜の歌謡シリーズ なみだ恋

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

新宿。母が経営しているスナック“ダニイ”で働いている三枝子は、夜の出勤の途中、若い男に、いきなりショルダーバックの中に血のついた拳銃をねじ込まれて、店の裏のトイレで待つように頼まれる。指定されたトイレに行くと、その男は血のついた手と傷口を洗っていた。男は暴力団組員で海老原五郎といい、同じ組の幹部を刺して逃亡中の身だった。やがて、五郎は三枝子を連れて町医者へ駆け込んだ。三枝子は、早く五郎の元を離れたかったが、五郎が一ヶ月の入院を要する重体だと聞かされ、彼を見捨てるわけにはいかなくなった。三枝子の母キク江は、“ダニイ”を経営するかたわら、裏では売春の斡旋をしており、三枝子までも商売道具にしようとしていたため、三枝子は母をひどく憎んでいた。やがて、三枝子は二度、三度と五郎の病院へ通ううちに、いつしか五郎に好意を寄せるようになった。初めて知った恋であった。そんなある日、三枝子は、店のマネージャーでキク江の情夫でもある若松に犯された。三枝子は母と若松を憎み泣きながら一晩中、夜道をさまよった。翌朝、三枝子が帰ると、キク江は、若松が三枝子に手をつけたことから、とり乱しショック死していた。三枝子は売春幇助で捕われ、五郎から預っていた拳銃まで発見されてしまった。彼女は突差に、その拳銃は若松のだ、と嘘をつくが、指紋から見破られてしまう。釈放された若松は、ふたたび三枝子に迫った。逃げる三枝子は無意識に庖丁を掴み、のしかかる若松を刺した。丁度その時、刑事に追われている五郎が来た。激しく抱き合う二人……。翌朝、五郎は「若松を殺したのは俺だ」と言い残すと逃げるように姿を消した。三枝子はいつまでも、五郎の面影を追って泣き佇ずむのだった。



■解説

“夜の歌謡”シリーズ10作目。金とセックスのうごめく夜の盛り場で、唯一人純心でウェットなホステスと、組に追われて逃亡中の若いやくざとの悲恋を描く。脚本は「夜の歌謡シリーズ 女のみち」の成澤昌茂、監督は「子連れ狼 親の心子の心」の斎藤武市、撮影は「不良番長 骨までしゃぶれ」の山沢義一がそれぞれ担当。

  • 1973年8月11日 より

  • 配給:東映
  • 製作国:日本(1973)

■スタッフ

監督 斎藤武市 (サイトウブイチ)
脚本 成澤昌茂 (ナリサワマサシゲ)
企画 安斉昭夫 (アンザイアキオ)
撮影 山沢義一 (ヤマサワヨシカズ)
美術 三井祥示
音楽 小杉太一郎 (コスギタイチロウ)
録音 広上益弘
照明 銀屋謙蔵 (ギンヤケンゾウ)
編集 祖田富美夫 (ソダフミオ)
助監督 澤井信一郎 (サワイシンイチロウ)
スチール 藤井善男 (フジイヨシオ)

■キャスト

俳優名 役名
中島ゆたか (ナカジマユタカ)  寺川三枝子
奈良あけみ (ナラアケミ)  寺川キク江
谷隼人 (Hayato Tani)  海老原五郎
ささきいさお (ササキイサオ)  ジョージ若松
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)  肥田野十九二
須賀不二男 (スガフジオ須賀不二夫)  松本剛
片山由美子 (カタヤマユミコ)  ヘギー山中
小林千枝 (コバヤシチエ)  土田洋子
岡田奈津子 (オカダナツコ)  杉本のり子
荒木ひろみ (アラキヒロミ)  ホステス
和田一樹 (ワダカズキ)  木村健
田辺一鶴 (タナベ)  外科医・岡部
谷本小夜子 (タニモトサヨコ)  看護婦
関山耕司 (セキヤマコウジ)  刑事・石井
小林稔侍 (Nenji Kobayashi)  刑事・高柳
八代亜紀 (ヤシロアキ)  八代亜紀

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