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作品詳細

  • 紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

昭和十年−−紙芝居に情熱を寄せる萱野善吉の打ち鳴らす太鼓と拍子木の音に群がる子供達。それに混じって見ている貧乏画描の京島徳平。善吉の紹介で「のんき会」の貸元丸川ぎんとその甥の清太郎と知り合い、紙芝居の絵描となったが進歩的思想家の清太郎はぎんのもとを飛び出し、そればかりか絵描、作者までも引き抜き「ごんどら会」を作ってしまった。徳平も片山透の姉紀代子をみそめて「ごんどら会」に移ってしまった。が、やがて清太郎の身勝手な経営ぶりに怒った全員はぎんのもとに帰って来た。「のんき会」の人気出し物である“怪盗黒バット”もそろそろ子供達に飽きられてきた頃、徳平達は新作“黄金バット”を描きあげ予想以上に大ヒットした。戦争たけなわ、紀代子と結婚し楽しい毎日を送っていた徳平にも、赤紙が届けられた。東京の街は連日のように空襲を受け、「のんき会」の数々の作品と共に、“黄金バット”もB29には勝てず燃え去ってしまった。そして終戦、無事帰還した徳平は昔の仲間とふたたび紙芝居を再出発させるのだった。仕事が順調に進んでいる時、善吉は佐伯茂男を徳平に紹介し自分は静岡支部の貸元になってしまった。やがて時代も移り代り、テレビの人気が出始め、紙芝居では子供達も集っては来なくなった。茂男はテレビ漫画に転向、その上徳平の一人娘めぐみと結婚した。紙芝居が廃れた今、徳平はテレビの原作を書いている。そんな時懐しの紙芝居大会が催される事になり、善吉に頼まれ何年か振りに描いた。が、善吉が会場に向う途中車にはねられ不慮の死を遂げてしまった。徳平は三十年来の友の死を悲しみ、善吉に変って自からの作品である“黄金バット”を涙に声を震わせながら吃々と語るのだった。



■解説

時代と共に移り変る紙芝居を描いた、加太こうじ原作の『紙芝居昭和史、拍子木の音が聞える』の映画化。脚本は「昭和ひとけた社長対ふたけた社員 月月火水木金金」の笠原良三。監督、撮影も同作の石田勝心と志費邦一がそれぞれ担当。

  • 1972年5月13日 より

  • 配給:東宝
  • 製作国:日本(1972)

■スタッフ

監督 石田勝心 (イシダカツムネ)
脚本 笠原良三 (カサハラリョウゾウ)
原作 加太こうじ (カタコウジ)
製作 森岡道夫 (モリオカミチオ)
撮影 志賀邦一
美術 中古智 (チュウコサトル)
音楽 早川正昭 (ハヤカワマサアキ)
録音 刀根紀雄 (トネノリオ)
照明 石井長四郎 (イシイチョウシロウ)
編集 小川信夫 (オガワノブオ)
助監督 奈良正博 (ナラマサヒロ)
スチル 吉崎松雄

■キャスト

俳優名 役名
小林桂樹 (Keiju Kobayashi)  京島徳平
市川和子 (イチカワカズコ)  紀代子
紀比呂子 (キノヒロコ)  めぐみ
山添三千代   めぐみ少女時代
藤岡琢也 (フジオカタクヤ)  萱野善吉
石井トミコ (イシイトミコ)  政子
小沢昭一 (Shoichi Ozawa)  丸川清太郎
北林谷栄 (Tanie Kitabayashi)  ぎん
石川博 (イシカワヒロシ)  片山透
高橋長英 (Choei Takahashi)  佐伯茂男
猪俣光世 (イノマタミツヨ)  浮舟
泉芙美子 (イズミフミコ)  シンコ
浦山珠実 (ウラヤマタマミ)  女給
夏木順平 (ナツキジュンペイ)  自転車屋
小野松枝 (オノマツエ) 
上田忠好 (ウエダタダヨシ)  近藤
小川安三 (オガワヤスゾウ)  豊島
大前恒   松野
小島三児 (コジマサンジ)  清水
梅津栄 (ウメヅサカエ)  三島
柳家小せん (ヤナギヤコセン)  バイニン
毛利幸子   ホール係
金原亭馬の助 (キン)  司会者
草川直也 (クサカワナオヤ)  刑事
門脇三郎 (カドワキサブロウ)  刑事
名古屋章 (ナゴヤアキラ)  税務署員
勝部義夫 (カツベヨシオ)  木下

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