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作品詳細
喜劇 トルコ風呂王将戦
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。男子一生の志を立て、五本の指に入る大実業家を夢みる東次郎は、あらゆる職業を転転としたものの、さっぱり芽がでず、逆に屋根打ち枯らして大坂十三に流れてきた。無一文の彼は、「極楽トルコ」の招待券を拾い、それが縁でミスソープ玉子のヒモになり、彼女のアパート桜荘にもぐり込んだ。そこには風俗嬢の千枝、明美、ゆかり、加代子や、ヒモの正ちゃん、鉄男、有馬らが住んでいた。次郎も、人生再出発を期してヒモとしての生活を始めた。次郎は「ソープ・ニューヨーク」のナンバーワン悠子の噂を聞いて彼女を手に入れてしまうと共にミスソープたちのかけ持ちヒモとして優雅に日を送るようになった。ところが、街で知り合った令嬢風の礼子に熱を上げたために、ミスソープたちは次々に次郎から離れていった。礼子にも、自分は大事業家だといってしまった手前、これを機会に事業に乗りだすことにした。手始めとしてピンクタクシーなる珍商売を始めて成功したかに見えたが、地元の暴力団中尾組に目をつけられ痛めつけられた。次郎のアイデアに感心した金貸しの川畑かねの援助でソープランド「パラダイス」を開店したが、これが大成功。そして、中尾組のソープランドと対立してしまう。かくして、ミスソープ引き抜き日本一浅井省吾が加わって、両派の争いが展開する。やがて、浅井が次郎側についたため、ついに中尾組はドスを手に「パラダイス」に乗り込んだが、警察の手で中尾は逮捕された。だが勝利の歓びも束の間、「パラダイス」は、かねがね内偵を進めていた国税庁の手で差し押さえられてしまう。
■解説
一獲千金を夢みるうだつのあがらない男を主人公にした風俗喜劇。脚本は「セックス喜劇 鼻血ブー」の松本功と「博奕打ち 流れ者」の鳥居元宏。監督は「喜劇 大泥棒」の渡辺祐介。撮影は「極悪坊主 飲む・打つ・買う」の鈴木重平がそれぞれ担当。
1971年8月26日 より
- 配給:東映
- 製作国:日本(1971)
■スタッフ
監督 | 渡辺祐介 (ワタナベユウスケ) |
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脚本 | 松本功 (マツモトイサオ) 鳥居元宏 (トリイモトヒロ) |
企画 | 岡田茂 (Shigeru Okada) 翁長孝雄 佐藤雅夫 (Masao Sato) |
撮影 | 鈴木重平 |
美術 | 石原昭 (イシハラアキラ) |
音楽 | 八木正生 |
録音 | 溝口正義 (ミゾグチマサヨシ) |
照明 | 井上孝二 (イノウエコウジ) |
編集 | 堀池幸三 |
助監督 | 俵坂昭康 (タワラザカアキヤス) |
スチール | 藤本武 (フジモトタケシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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山城新伍 (ヤマシロシンゴ) | 東次郎 |
大原麗子 (Ohara Reiko) | 佐々木礼子 |
瞳麗子 (ヒトミレイコ) | 丸山玉子 |
岡八郎 (オカハチロウ) | 正ちゃん |
潮健児 (ウシオケンジ) | 柴田鉄男 |
谷村昌彦 (タニムラマサヒコ) | 先生 |
三島ゆり子 (ミシマユリコ) | 千枝 |
京唄子 (キョウウタコ) | 川畑かね |
鳳啓助 (オオトリケイスケ) | 五郎助 |
西川きよし (ニシカワキヨシ) | 有馬 |
丸平峰子 (マルヒラミネコ丸平峯子) | 加代子 |
集三枝子 (ツドイミエコ) | 悠子 |
山田みどり (ヤマダミドリ) | 明美 |
小林千枝 (コバヤシチエ) | ゆかり |
渡辺やよい (ワタナベヤヨイ) | ルミ |
小島恵子 (コジマケイコ) | 君子 |
原英美 (ハラヒデミ) | 弘美 |
紙谷外美 | 律子 |
尾花ミキ (オバナミキ) | 俊江 |
高木恵子 (タカギケイコ) | 由紀 |
三枝美恵子 (サエグサミエコ) | 真理 |
柳沢美織子 | みどり |
若山ゆかり (ワカヤマユカリ) | 春代 |
北村英三 (キタムラエイゾウ) | 中尾泰造 |
由利徹 (ユリトオル) | 大河内清 |
菅原文太 (Bunta Sugawara) | 浅井省吾 |