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作品詳細
夕日くん サラリーマン脱出作戦
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。日食KKのヒラ社員夕日太郎は、ユニークな発想を持つサラリーマンである。通勤は、自転車で、高速道路を突っ走る小型トラックの荷台に傘の柄をひっかけて他力本願、会社の駐車場には“社長専用”のコーナーに対抗、“ヒラ専用”の自分のコーナーを持っている。そんな夕日くんにも恋する乙女がいた。定年を迎える、営業課の長松の娘紀子である。紀子と知りあったのは、課長にいや味をいわれた長松に同情、おでん屋でいっぱいやって意気投合し、その延長で長松宅で歓待された時である。夕日くんの同僚には、諸事スマートな梶と、ワルノリする斉藤がいた。梶の要領のよさはバツグンで、スナックバーで歌っているかっこいい令嬢ふうの幸江とたまたま知り合った夕日くんを差しおいて、幸江を横からさらって二人でダンス。長松は、定年を迎えて嘱託にもなれず会社を去って行った。ある日、長松から、紀子にいい縁談があり、先方の両親が田舎からやってくるので、かっこよく会社で会うといってしまったのだが何とかしてくれと相談をもちかけられた。一計を案じた夕日くん、留守の小石課長の席を長松部長席にしつらえて、ことはうまく運んだ。梶、斉藤、夕日くんの三人は、脱サラリーマン・トリオを結成し、富山の薬売りからヒントを得て、日食のインスタント食品販売会社を作った。つまり詰め合わせのインスタント食品を自分たちの会社から仕入れて、各家庭に配り、次にいったとき、減った分だけ代金をもらうシステム。しかし、これもうっかり夕日くんが、それとは知らず今津部長宅へ置きにいったばかりにパー。ところが、ひょうたんからコマとはこのことで、この販売方法が大日向社長のお気に召し、おでん屋修業を始めていた長松をカムバックさせ長として、夕日くん、梶らで販売部門をまかされることになった。
■解説
“夕日くん”シリーズ第3作。脚本は、「若大将対青大将」の田波靖男。監督は「俺の空だぜ! 若大将」で昨年にデビューした小谷承靖の2作目。撮影は市原康至がそれぞれ担当。
1971年4月15日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1971)
■スタッフ
監督 | 小谷承靖 (Tsugunobu Kotani) |
---|---|
脚本 | 田波靖男 (タナミヤスオ) |
原作 | サトウサンペイ (サトウサンペイ) |
製作 | 田波靖男 (タナミヤスオ) |
撮影 | 市原康至 |
美術 | 薩谷和夫 (サツヤカズオ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 矢野口文雄 (ヤノグチフミオ) |
照明 | 石井長四郎 (イシイチョウシロウ) |
編集 | 黒岩義民 |
衣裳 | 田辺城三 |
結髪 | 沼田和子 |
製作担当者 | 村上久之 (ムラカミヒサユキ) |
助監督 | 今村一平 (イマムライッペイ) |
スチル | 中尾孝 (ナカオタカシ) |
合成 | 三瓶一信 (Kazunobu Sanpei) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
なべおさみ (Osami_Nabe) | 夕日太郎 |
伴淳三郎 (バンジュンザブロウ) | 長松 |
七尾伶子 (Reiko Nanao) | ふさ子 |
紀比呂子 (キノヒロコ) | 紀子 |
赤塚直人 (アカツカナオト) | 正雄 |
谷啓 (Kei Tani) | おでん屋の主人 |
田中邦衛 (Kunie Tanaka) | 斉藤 |
竜雷太 (Raita Ryu) | 梶 |
大前亘 | 大森 |
徳永礼子 (トクナガレイコ) | 久美 |
藤村有弘 (Arihiro Fujimura) | 大日向社長 |
小山ルミ (コヤマルミ) | 大日向幸江 |
田武謙三 (タブケンゾウ) | 今津部長 |
早坂八千代 (ハヤサカヤチヨ) | 今津とし子 |
藤木悠 (フジキユウ) | 小石課長 |
塩沢とき (シオザワトキ) | 大川たえ子 |
野島千照 | 大川一郎 |
木村豊幸 (キムラトヨユキ) | 小川 |
佐田豊 (サダユタカ) | 高井 |
若水ヤエ子 (ワカミズヤエコ) | 高井夫人 |
荒木保夫 (アラキヤスオ) | 山城 |
勝部義夫 (カツベヨシオ) | ボーイ |