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作品詳細
喜劇 おめでたい奴
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。大阪は北新町で古いのれんを誇る料亭“梅の井”のおかみ千代は、この土地に十階建てのマンモスクラブを建てようとする池田興業の買収計画にがんとして応じなかった。千代には、二億五千万円まで値をつけられても売れない理由があったのだ。というのは、五年前東京に板前修業にでた一人息子、清がいよいよ大阪に帰ってくるという時に事故にあい、店にいる夫婦同様だった女に“梅の井”を継がせてくれといい残して、その名前を言わず息を引き取ったまま、その相手がいったい誰であるのか判からずじまいだったからである。池田興業では、マネージャーの沢田と関係のある仲居の和子を清の恋人にしたて、店はてんやわんやの大騒ぎとなった。女中の八重も清の恋人だと名のりでた。板前頭の吉岡も恋人の敬子を相続人にしたてようとした。しかし彼女たちは日記帳や、清の好物を間違えたりして、金ほしさのでたらめであるということがことごとくばれてしまい清の時代からいる女中は全部失格ということになってしまった。そんなところへ福子という頭の弱い仲居が、本当の恋人は敬子だと証言した。しかし千代は昔の旦那の妾の子春子の存在を知り、春子に相続させることに決めた。春子はこころよくこれに応じ、店を売らずに今まで通り続けていくことにした。
■解説
花登筐の喜劇三千本を記念して、花登自身が製作、脚本、監督に当った。撮影は「クレージーの殴り込み清水港」の田島文雄がそれぞれ担当。
1971年2月6日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1971)
■スタッフ
監督 | 花登筐 (ハナトコバコ) |
---|---|
脚本 | 花登筐 (ハナトコバコ) |
製作 | 花登筐 (ハナトコバコ) |
制作補 | 楠目昌 大貫伊佐雄 (オオヌキイサオ) |
撮影 | 田島文雄 (タジマフミオ) |
美術 | 伊東正靖 (イトウ) |
音楽 | 小川寛興 (Hirooki Ogawa) |
録音 | 富田実 (トミタミノル) |
照明 | 隠田紀一 |
編集 | 池原文雄 (イケハラフミオ) |
助監督 | 東條昭平 (Shohei Tojo) |
スチル | 戸上六郎 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
大村崑 (オオムラコン) | 留吉 |
小林勝彦 (コバヤシカツヒコ) | 吉岡 |
関敬六 (セキケイロク) | 上田 |
立原博 (タチハラヒロシ) | 石井 |
谷幹一 (タニカンイチ) | 栗田 |
香川桂子 (カガワケイコ) | 千代 |
久保明 (Akira Kubo) | 清 |
初音礼子 (ハツネレイコ) | とく |
夏川かほる (ナツカワカオル) | 玉枝 |
浜木綿子 (ハマユウコ) | 和子 |
園佳也子 (ソノカヤコ) | 八重 |
弓恵子 (ユミケイコ) | 敬子 |
春川ますみ (Masumi Harukawa) | 福子 |
柏木由紀子 (カシワギユキコ) | 春子 |
加東大介 (カトウダイスケ) | 水井重太郎 |
月丘夢路 (ツキオカユメジ) | 池田利加子 |
宗方勝巳 (ムナカタカツミ) | 沢田 |
草笛光子 (Kusabue Mitsuko) | マダム光子 |
沢本忠雄 (サワモトタダオ) | マネージャー |
田崎潤 (Jun Tazaki) | 瓢亭の主人 |
中村是好 (ナカムラゼコウ) | 僧静観 |
フランキー堺 (Franky Sakai) | 坂井 |
高島忠夫 (Tadao Takashima) | 高島 |
二代目水谷八重子 (Yaeko Mizutani) | よし江 |
長門勇 (ナガトイサム) | 先輩 |
有島一郎 (アリシマイチロウ) | 出前持 |
長門裕之 (Hiiroyuki Nagato) | テレビ修理人 |
小山明子 (Koyama Akiko) | 仲居風の女 |
冨士眞奈美 (フジマナミ) | スナックの女 |
内田朝雄 (Asao Uchida) | 警備員 |
磯村みどり (イソムラミドリ) | クラブホステス |
ミヤコ蝶々 (ミヤコチョウチョウ) | 団地夫人 |
扇千景 (オウギチカゲ) | タコ焼屋 |
新珠三千代 (Aratama Michiyo) | 加代 |
ファイティング・原田 | バーテン |