映画検索
作品詳細
バツグン女子高校生 そっとしといて16才
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。西高校に通う小林美奈子は、城下町で薬局を経営する父と二人暮しだった。美奈子は西高校ボクシング部マネージャーとして活躍していたが、そのボクシング部は弱いことでは定評があった。先日も、滝川由紀枝という、現役時代はバレーボールの強烈なサーブで鳴らした女傑監督の率いる東高校ボクシング部との試合でこてんぱんにやられていた。学校内では、そんな弱いボクシング部なんか廃止してしまえという声があちこちにあった。その声の主流、スポーツに無理解なワル教頭は、この次の試合に勝たなければ、本当にボクシング部を廃止すると発表した。美奈子と小松監督は、この窮地を脱する作戦として、西高校の番長格として自他ともに認める、タン、レバ、ハツというあだ名の三人をスカウトしてしごき、次の試合に出場させることにした。美奈子にゾッコン参っている三人は、彼女のいうことには逆らえず小松監督のもとでモーレツな練習が始まった。そんなとき美奈子は、彼女が尊敬している教会の牧師、その昔、バンタム級チャンピオン佐々木健介のところで、東高のエースの雲井大助と知りあった。大助に父はなく、母親のきぬ子を助けるために、通学のかたわら新聞配達のアルバイトをしてボクシングに励む好青年だった。西校との試合を目前に控えたある日、彼のアルバイト先の新聞店に泥棒が入り、折から街一周のランニング中だった彼に嫌疑がかけられてしまった。これを知って怒った大助は姿を消してしまい、その容疑は決定的になってしまった。しかし彼を信じて疑わなかった、美奈子と佐々木牧師の努力の結果、町のチンピラが犯人と判明して、大助の潔白が証明された。こうして再び東高のエースとして復帰した大助と西高のタンの試合が開始された。応援団の大喚声の中、両者の熱戦が繰りひろげられ、場内は興奮のルツボとなった。接戦の末、二人の手が審判によって高々と上げられた。これを観戦していたワル教頭は感激し、西高ボクシング部に再びスポーツに励む明るい笑い声が起こるようになった。
■解説
「バツグン女子高校生 16才は感じちゃう」に続く“16才シリーズ”第二作。脚本・監督・撮影は「バツグン女子高校生 16才は感じちゃう」、の長野洋と松森健、安本英がそれぞれ担当。
1970年11月14日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1970)
■スタッフ
監督 | 松森健 (マツモリタケシ) |
---|---|
脚本 | 長野洋 |
製作 | 田中文雄 (タナカフミオ) |
撮影 | 安本英 (ヤスモトヒイズ) |
美術 | 竹中和雄 (タケナカカズオ) |
音楽 | 広瀬健次郎 (Kenjiro Hirose) |
録音 | 刀根紀雄 (トネノリオ) |
照明 | 新井盛 (アライセイ) |
編集 | 武田うめ (タケダウメ) |
衣裳 | 後藤信義 |
製作担当者 | 篠田啓助 (シノダケイスケ) |
助監督 | 久松正明 (ヒサマツマサアキ) |
記録 | 藤本文枝 |
スチル | 秦大三 |
合成 | 三瓶一信 (Kazunobu Sanpei) |
擬斗 | 宇仁貫三 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
吉沢京子 (ヨシザワキョウコ) | 小林美奈子 |
柴田てる彦 (シバタテルヒコ) | 雲井大助 |
黒沢年雄 (Toshio Kurosawa) | 小松平次 |
岸ユキ (キシユキ) | 滝川由紀枝 |
夏木陽介 (Yosuke Natsuki) | 佐々木健介 |
松原麻里 (マツバラマリ) | 野村操 |
増田佳子 | 高山英子 |
松沢佐知子 (マツザワサチコ) | 津田信子 |
矢野間啓治 (ヤノマケイジ) | 矢口完三 |
木村豊幸 (キムラトヨユキ) | 林丹平 |
頭師孝雄 (ズシタカオ) | 金子八郎 |
赤塚真人 (Makoto Akatsuka) | 桑田 |
四代目三遊亭金馬 (ヨンダイメサンユウテイキンバ) | 小林佐助 |
菅井きん (スガイキン) | 雲井きぬ子 |
牧紀子 (マキノリコ) | 美奈子の母 |
藤木悠 (フジキユウ) | 赤城三郎 |
小鹿番 (Ban Kojika) | 野田 |
ケン・サンダース | マック |
堺左千夫 (サカイサチオ) | 二宮 |
水谷豊 (Yutaka Mizutani) | 部員A |