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作品詳細
喜劇 おひかえなすって!
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。城南一家の三ン下ヤクザ、三太は兄貴分と慕う猪又と安アパートの殺風景な部屋に同居していた。そのため、恋人トミ子との愛の語らいも、猪又のいないスキをぬって手早くやらなければならないし、また猪又が情婦をつれてきた時は、一晩中あてもなく夜霧に濡れてさまようのだった。ある日、三太は喧嘩のおとし前に指をつめさせられた猪又の仇と極道会の幹部・山形を刺したことからムショ行きとなった。同じ雑居房で、三太は三州頑太郎にめぐりあい彼の中に、真の任侠道を発見した。すっかり心酔した三太はムショを出るや、さっそく頑太郎の客分となるのだった。三太は新興ヤクザの黒川商事が頑太郎のなけなしの家作をねらっておしかけてきた時、無遠慮な態度で黒川を尻込みさせた。さらに突然現われたトミ子と対面した三太は頑太郎の肝入りで一部屋あてがわれ、世帯をもった。その頃、山形が二人の殺し屋をともなって、三太の命をねらっていたが、頑太郎は三太の身を案じて旅に出した。やがて頑太郎は友人、野見山の失態から、黒川との関係をきまずくした。黒川と仲裁人大野木の悪気なやり口に業をにやした頑太郎は黒川に斬りかかるが、多勢に無勢無残にも斬りきざまれてしまった。頑太郎の死顔と対面した三太は捨身の勢いで、黒川めがけて斬りこんでいった。
■解説
三ン下ヤクザの軽妙なユーモア。脚本は「でんきくらげ」の石松愛弘、監督は「与太郎戦記 女は幾万ありとても」の弓削太郎。撮影は同作の上原明が担当。
1970年5月16日 より
- 配給:大映
- 製作国:日本(1970)
■スタッフ
監督 | 弓削太郎 (ユゲタロウ) |
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脚本 | 石松愛弘 |
企画 | 藤井浩明 (Hiroaki Fujii) |
撮影 | 上原明 (ウエハラアキラ) |
美術 | 後藤岱二郎 (ゴトウタイジロウ) |
音楽 | 池野成 |
録音 | 三枝康徐 |
照明 | 久保江平八 |
編集 | 糸井敬男 |
スチル | 薫森良民 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
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川崎敬三 (カワサキケイゾウ) | 三太 |
酒井修 (サカイオサム) | 次郎 |
伴淳三郎 (バンジュンザブロウ) | 三州頑太郎 |
梓英子 (アズサエイコ) | トミ子 |
関敬六 (セキケイロク) | 猪又 |
中村孝雄 (ナカムラタカオ) | 山形 |
梅津栄 (ウメヅサカエ) | 黒川 |
早川雄三 (ハヤカワユウゾウ) | 板倉 |
三夏伸 | 成島 |
中田勉 | 武藤 |
曽我廼家明蝶 (ソガノヤメイチョウ) | 野見山 |
春風亭柳昇 (シュンプウテイリュウショウ) | 小沢 |
藤道子 (フジミチコ) | 情婦 |
浜村純 (ハマムラジュン) | 大野木 |
夏木章 (ナツキショウ) | 仲介人 |
浜世津子 (ハマセツコ) | マダム |
望月節子 (モチヅキセツコ) | みどり |
原大作 (ハラダイサク) | 工員 |