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作品詳細

  • 港町紳士録

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

港町−−横須賀。マグロ漁船員、赤鬼のジョーはアフリカから一年ぶりに帰ると、早速お目あて咲子のいる小料理屋「ひょうたん」に行った。ジョーは身長二メートル、体重100キロの大男だが、気が小さくて咲子に愛を告白出来ない。その反動で咲子に言い寄る男たちを、ことごとく暴力によって撃退している。しつこく誘う呉服屋の若旦那や、咲子の父、金造に「娘をうちのキャバレーに寄こせ」と迫る暴力団員のサブもジョーの犠牲者の一人だ。ジョーがいては咲子は嫁に行けないと、金造や遊び仲間の新介、五郎は心配するが、彼女はそんなことも知らず、岬で潮騒、汽笛、鴎の声などをテレコで生録していた。そこに、捕虫網を持って走る男がいた。彼は星泰平という咲子の高校のときの生物の先生であった。五年ぶりの再会を喜ぶ二人。その晩、泰平は用務員の小池に、咲子への愛を打ち明けるのだった。やがて、そのことを知った金造たちは、泰平もジョーの犠牲者になるのでは、と心配でならない。泰平は「力による制裁なんて許せない、話をつけてやる」とタンカを切るが、やはりジョーに追われて港の埋立地を逃げ回るのだった。しかし、昆虫捜しで山歩きをしている泰平と船暮しのジョーでは足の速さが違う。ジョーはガックリと膝を落とす。結局「お互いに意思表示をして彼女の選択にまかせよう」という結論になった。そして金造が「あの先生のとこへ嫁に行く気はないか」と尋ねると、咲子は恥ずかしそうにうつむいて、こっくりとうなづくのだった。数日後、蛍の光の音楽と、五色のテープに見送られ、マグロ船が岸壁をはなれていく。身じろぎもせず、いつまでも遠ざかる横須賀の町を見つめ続けているジョー。霧笛が鴫っている。



■解説

小料理屋の娘を愛する純情、単純で乱暴な船乗りと、高校教師の二人の男の間に生まれる友情を描く。脚本は「俺は上野のプレスリー」の高橋正図と「青春の構図」の広瀬襄の共同執筆、監督も同作の広瀬襄、撮影は「俺は田舎のプレスリー」の竹村博がそれぞれ担当。

  • 1979年8月4日 より

  • 配給:松竹
  • 製作国:日本(1979)

■スタッフ

監督 広瀬襄 (Joe Hirose)
脚本 高橋正圀 (タカハシマサクニ) 広瀬襄 (Joe Hirose)
製作 沢村国男 (サワムラクニオ)
撮影 竹村博 (タケムラヒロシ)
美術 芳野尹孝 (ヨシノノブタカ)
音楽 青山八郎 (アオヤマハチロウ)
録音 小林英男 (コバヤシヒデオ) 小尾幸魚 (オビサチオ)
照明 佐久間丈彦 (サクマタケヒコ)
編集 寺田昭光 (テラダアキミツ)
助監督 植村信吉 (ウエムラシンキチ)
スチール 小尾健彦 (オビタケヒコ)

■キャスト

俳優名 役名
友里千賀子 (ユリチカコ)  音羽咲子
吉幾三 (ヨシイクゾウ)  星泰平
千田孝之   ジョー
ハナ肇 (Hajime_Hana)  金羽金蔵
谷啓 (Kei Tani)  島本五郎
東八郎 (アズマハチロウ)  伊達新介
ホーン・ユキ   マリー
江戸家猫八 (エドヤネコハチ)  用務員小池
轟二郎 (トドロキジロウ)  呉服屋の若旦那
セントルイス   暴力団員
辻佳紀   平井巡査
人見明 (ヒトミアキラ)  源さん
早崎文司   武見院長

愛がなんだ









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