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作品詳細

  • 順子わななく

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

宮子は、父親の知人であった北島トヨの家の二階に間借りしていた。トヨは気の強い女であったが、どこか影のある宮子の面倒をよくみてくれた。ある日、昔別れた辰吉の消息を源二から聞きだした宮子は、上野のある寿司屋に向かう。小窓の隙間から中を伺う宮子の目に、いきりたつ体をぶつけ、信江を攻める辰吉の姿が写った。辰吉を忘れられない宮子は、夕暮れの隅田川畔に佇み、むなしさと苛立ちのあまり、いい寄ってきた中年男を思いっきり殴ってしまうのだった。夜のネオン街をさまよう宮子は、自暴自棄になり、酒場で知り合った男に抱かれ、辰吉の面影を追い続ける。辰吉への思いを清算しようと決意した宮子は、彼の店を訪ね、自分を抱いてくれと哀顔する。辰吉の腕の中で、宮子は昔の下町を思い出す。走馬燈のように宮子の脳裏をかすめる昔の辰吉の姿。二人の後をつけて来た信江は、安宿の前で辰吉が出てくるのを待っていた。辰吉の姿をみつけ、泣き崩れる信江を、辰吉は優しく抱き寄せる。遠ざかる二人の姿を見送る宮子の目に涙が潤んでいた。浅草の節分会で、坂田に励まされた宮子は、辰吉の面影をふりきって生きる事を決意する。何もかも忘れ、無心に豆を拾う宮子の姿を、坂田は優しく見守るのだった。



■解説

下町を舞台に、過去の男への思いを捨てきれずに彷徨する女の姿を描く。脚本は「団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷」のいどあきお、監督は「先生のつうしんぼ」の武田一成、撮影は「16歳・妖精の部屋」の姫田真佐久がそれぞれ担当。

  • 1978年3月4日 より

  • 配給:にっかつ
  • 製作国:日本(1978)

■スタッフ

監督 武田一成 (タケダカズナリ)
脚本 いどあきお (イドアキオ)
企画 佐々木志郎 (ササキシロウ)
製作 栗林茂 (クリバヤシシゲル)
制作補 青木勝彦 (アオキカツヒコ)
撮影 姫田真佐久 (Shinsaku Himeda)
美術 林隆 (ハヤシタカシ)
音楽 坂田晃一 (サカタコウイチ)
録音 橋本文雄 (ハシモトフミオ)
照明 熊谷秀夫 (クマガイヒデオ)
編集 井上治 (イノウエオサム)
助監督 川崎善広 (カワサキヨシヒロ)
スチール 浅石靖

■キャスト

俳優名 役名
宮下順子 (Miyashita Junko)  花村宮子
殿山泰司 (Taiji Tonoyama)  坂田泰造
絵沢萠子 (エザワモエコ)  坂田保子
遠藤征慈 (エンドウセイジ)  由井辰吉
桐谷夏子   野間信江
江角英明 (エスミヒデアキ)  杉森源蔵
田中小実昌   杉森金太
麿のぼる   町田元夫
森川麻美 (モリカワアサミ)  はるみ
武知杜代子 (タケチトヨコ)  北島トヨ
清水国雄 (シミズクニオ)  北島朝夫
榊原めぐり (サカキバラメグリ)  飯森ハル
関悦子 (セキエツコ)  呉服屋の内儀
谷口永伍   酒場の男A
影山英俊 (カゲヤマヒデトシ)  酒場の男B

愛がなんだ









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