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作品詳細
若い人(1977)
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。港町にあるミッション・スクールの生徒たちの間に、新任の国語教師・間崎慎太郎に対する憧れが波のように拡がっていった。中でも、高等部三年の江波恵子という生徒は、間崎に異常な関心を寄せていた。間崎自身も恵子に大きな好奇心を駆り立てられるのであった。恵子は、私生児であった。彼女は、男を知り、その男を通じて父親というものを掴みたいと思っていた。英語教師・橋本スミ子は恵子と間崎が、友情以上のものになることは、たいへん危険であると間崎に忠告。修学旅行にも、間崎は同行し、恵子との仲も深まる。旅行後、恵子自身の軽率な発言から、恵子が妊娠しており、相手は間崎であるという噂がとび、間崎とスミ子の間も気まずくなってしまう。ある日、水商売をしている恵子の母と彼女は喧嘩をし、家をとび出して、間崎の下宿へ転り込む。しかし、スミ子が迎えに来て、素直に帰る。恵子は、学年末試験が始まっても学校へでてこなかった。心配した間崎が、恵子の家へ行くと、母の酔った姿があり恵子と間崎は外へ出た。その時、間崎は、酔漢にからまれ大怪我をしてしまう。そして、自室に間崎を連れてきて、スミ子に連絡。スミ子と恵子が、会っている間、間崎は、早く恵子に帰ってきてほしいと願う自分に気付き、恵子がもどってから、二人は抱き合うのであった。怪我がなおってから、間崎は、校長に呼びだされ、恵子とのことをきかれる。間崎は、ハッキリと結婚するという。しかし、恵子は間崎に逆の返答をするのであった。若い教師が、連絡船の上から遠ざかる街並みを見ている頃、街には、卒業式を告げる礼拝堂の鐘が鳴り響いていた。
■解説
過去に三度映画化された石坂洋次郎原作の同名小説の映画化。新任教師と女学生の恋を描く。脚本は「裸足のブルージン」の長野洋、監督は「あいつと私(1976)」の河崎義祐、撮影も同作の逢沢譲のそれぞれが担当。
1977年4月29日 より
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1977)
■スタッフ
監督 | 河崎義祐 (カワサキヨシスケ) |
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脚本 | 長野洋 |
原作 | 石坂洋次郎 (イシザカヨウジロウ) |
企画 | 相沢秀禎 (アイザワヒデサダ) 北島宗人 |
製作 | 津島平吉 (ツシマヘイキチ) 茂木大輔 |
制作補 | 内山甲子郎 (ウチヤマコウシロウ) |
撮影 | 逢沢譲 (アイザワユズル) |
美術 | 樋口幸男 (ヒグチユキオ) |
音楽 | 竹村次郎 (タケムラジロウ) |
録音 | 原島俊男 (ハラシマトシオ) 西尾昇 (ニシオノボル) |
照明 | 小島正七 |
編集 | 山地早智子 |
助監督 | 鈴木一男 (スズキカズオ) |
スチール | 石月美徳 |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
桜田淳子 (Jyunko Sakurada) | 江波恵子 |
小野寺昭 (オノデラアキラ) | 間崎慎太郎 |
三林京子 (ミツバヤシキョウコ) | 橋本スミ子 |
左幸子 (Hidari Sachiko) | 江波ハツ |
室田日出男 (ムロタヒデオ) | 江口健吉 |
フランソワーズ・モレシャン | マドモワゼル・マリー |
太宰久雄 (タザイヒサオ) | 佐々木先生 |
山谷初男 (ヤマヤハツオ) | 秋本先生 |
一の宮あつ子 (イチノミヤアツコ) | 山形先生 |
赤座美代子 (アカザミヨコ) | 安田先生 |
岡田英次 (Eiji Okada) | 岡島先生 |
佐藤美恵子 (サトウミエコ) | 田代ユキ |
川田忍 (カワダシノブ) | 吉岡サチ子 |
鈴木京子 (スズキキョウコ) | 伊藤和枝 |
上林ひとみ | 宮川秀子 |
松村鈴子 | ベルちゃん |
横山あきお (ヨコヤマアキオ) | なみの板前 |
吉永小百合 (Sayuri Yoshinaga) | 鮎沢由紀 |