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作品詳細

  • 挽歌(1976)

 

■ストーリー

※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。

北海道・釧路。怜子が桂木と逢ったのは、やがて来る厳しい冬を前にした静かな、淋しい晩秋のある日の公園だった。アマチュア劇団「あすなろ」で美術の仕事をしている怜子は久田幹夫をはじめ、劇団の仲間にはない大人の魅力を桂木に感じた。怜子は、桂木の建築事務所に出入りするうちに、桂木の妻・あき子に古瀬達巳という医学生の愛人がいるのに気づいた。あき子は年下の古瀬の激しい情熱を受け入れながら、家庭の安泰を願い、それが古瀬の気持をいらだたせていた。桂木もあき子の不貞を知り悩みつづけていた。それは、どれほど大きな仕事をしようと仕事では癒すことができなかった。怜子はそんな桂木の心の傷口を乱暴にかき乱した。怜子の父・信久は、怜子にいくつかの縁談を持ってくるが、怜子は巧みに断わり逆に父の再婚をすすめた。だが、信久は洋装店のマダム・谷岡紀実に好意を寄せているのだ。怜子は桂木と結ばれたが、同時に、あき子の翳の多い美しさに魅せられ、桂木家を訪れるようになった。いつも正直な怜子はあき子とも、娘のひろみとも仲良くなった。桂木は妻との離婚を考えていたが、怜子は、桂木とも、彼の美しい妻とも、彼の可愛い娘とも、みんなで仲良く暮したかった。怜子にとってごく自然なことが、他人には異常にみえるのだった。ある日、怜子を訪れたあき子は、桂木と怜子の仲を知り、激しいショックを受けた。北国の厳しい自然にさらされ、墓標のように立ち枯れているトド松の林の中で、あき子が服毒自殺したのは、それから間もなくだった。その白い首には、かつて怜子がプレゼントした、黒いネックレスがかけられていた……。



■解説

北海道・釧路を舞台にして、多感な少女をめぐる大人たちの愛の葛藤を描く。脚本は「青い山脈(1975)」の井手俊郎と、蒼井マキレ、監督は「青い山脈(1975)」の河崎義祐、撮影も同作の村井博がそれぞれ担当。

  • 1976年2月11日 より

  • 配給:東宝
  • 製作国:日本(1976)

■スタッフ

監督 河崎義祐 (カワサキヨシスケ)
脚本 井手俊郎 (イデトシロウ) 蒼井マキレ (アオイマキレ)
原作 原田康子 (ハラダヤスコ)
製作 金子正且 安武龍 (ヤスタケリュウ)
撮影 村井博 (ムライヒロシ)
美術 樋口幸男 (ヒグチユキオ)
音楽 馬飼野俊一
録音 神蔵昇 (カミクラノボル)
照明 今泉千仭
編集 山地早智子
助監督 松沢一男 (マツザワカズオ)
スチール 石月美徳

■キャスト

俳優名 役名
秋吉久美子 (Akiyoshi Kumiko)  安藤怜子
仲代達矢 (Tatsuya Nakadai)  桂木節雄
草笛光子 (Kusabue Mitsuko)  桂木あき子
田中健 (Ken Tanaka)  久田幹夫
村野武範 (ムラノタケノリ)  古瀬達巳
西村晃 (ニシムラコウ)  兵藤信久
宮田真 (ミヤタマコト)  兵藤信彦
近松麗江   トメ
南風洋子 (ミナカゼヨウコ)  谷岡紀実
飯島洋美   桂木ひろみ
阪本真澄 (サカモトマスミ)  友子
杉本孝次 (スギモトコウジ)  戸村二郎
矢野勇正   須山淳一
太宰久雄 (タザイヒサオ)  マスター

愛がなんだ









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