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作品詳細
愛こんにちは
■ストーリー
※ストーリーには結末の記載を含むものもありますのでご注意ください。南の小さな島から黄春花は、まだ見た事のない日本人の父に会うために東京に向かった。途中、春花は飛行機の中で設計技師の山口一郎と知り合った。羽田に到着すると、陳と名乗る男が、一郎を呼びとめ、“大富豪の令嬢・章玲紅が結婚式場より脱走、捜索に十万ドル進呈”の見出しで、春花とそっくりな玲紅の写真入りの新聞を見せるのだった。大同不動産の社長である春花の父は、彼女に自社の株三百万を残して死んでしまった。会社の田中専務と福田常務の間で、社長の椅子と春花の株券をめぐって内紛が持ち上がり、そればかりか、玲紅と間違えられた春花は、陳からも狙われてしまい、一郎に助けを求めた。10万ドルの美人が転がり込んで来たと喜ぶ一郎だが、春花の出現で面白くないのは恋人の北原美保。案の定、一郎は株券とともにどんどん春花に魅かれていき、やがて美保の存在を忘れていった。しかし、春花は一郎の気持とは反対に、彼の友人の信夫に惹かれていった。だが、一郎が好きなのは美保の姉・邦子であると知った春花は、一郎と美保の仲も裂いてしまった事も後悔して、一人淋しく彼らから離れて行った。その春花を田中専務が雇った探偵や陳が追った。春花はあるホテルに逃げ込んだところ、偶然にも玲紅とその恋人、ロバートに会った。双児のような二人は、お互いの衣裳や持ち物を交換して、探偵たちを煙にまいてしまった。冷戦状態を続けていた一郎と美保は和解し、玲紅も香港の両親から結婚を許されて帰国することになった。春花も目まぐるしく過ぎた東京の思い出を抱きしめて、南の島に帰っていった。
■解説
うりふたつの可愛い二人の東洋の娘をめぐって捲き超こる騒動を描くロマンチック・コメディ。脚本は「放課後」の井手俊郎、脚本は「おくさまは18歳 新婚教室」の山本邦彦、撮影は安本英がそれぞれ担当。未公開
- 配給:東宝
- 製作国:日本(1974)
■スタッフ
監督 | 山本邦彦 (ヤマモトクニヒコ) |
---|---|
脚本 | 井手俊郎 (イデトシロウ) |
製作 | 安武龍 (ヤスタケリュウ) |
撮影 | 安本英 (ヤスモトヒイズ) |
美術 | 樋口幸男 (ヒグチユキオ) |
音楽 | 小室等 (コムロヒトシ) 瀬尾一三 |
録音 | 増尾鼎 |
照明 | 小島正七 |
編集 | 小川信夫 (オガワノブオ) |
助監督 | 橋本幸治 (ハシモトコウジ) |
スチル | 中尾孝 (ナカオタカシ) |
■キャスト
俳優名 | 役名 |
---|---|
チェン・チェン | 黄春花・章玲紅 |
三田明 (ミタアキラ) | 山口一郎 |
荒谷公之 (アラヤキミユキ) | 青木信夫 |
有吉ひとみ (アリヨシヒトミ) | 北原美保 |
柳川慶子 (ヤナガワケイコ) | 北原邦子 |
米田奈々子 (ヨネダナナコ) | 北原マユミ |
鈴木ヒロミツ (スズキヒロミツ) | 茂 |
藤木悠 (フジキユウ) | 田中専務 |
田中志幸 | 福田常務 |
名古屋章 (ナゴヤアキラ) | 中根弁護士 |
立花直樹 (タチバナナオキ) | 星島徹 |
北浦昭義 (キタウラアキヨシ) | 社員 |
中西英介 (ナカニシエイスケ) | 社員 |
二瓶正也 (ニヘイマサナリ) | 探偵 |
丸岡将一郎 (マルオカショウイチロウ) | 同僚 |
勝部義夫 (カツベヨシオ) | 同僚 |
泉芙美子 (イズミフミコ) | 秘書 |
川上まり (カワカミマリ) | 秘書 |
手塚義明 (テヅカヨシアキ) | 健太 |
大泉滉 (オオイズミアキラ) | そば屋の店員 |
草川直也 (クサカワナオヤ) | 刑事 |
鈴木治夫 (スズキハルオ) | 刑事 |
小松英三郎 (コマツエイザブロウ) | 刑事 |
夏木順平 (ナツキジュンペイ) | 金魚屋 |
藤村有弘 (Arihiro Fujimura) | 陳 |
マリオ・モソテ | ロバート |